田中琴葉
ん、あれは…亜利沙?
松田亜利沙
こそこそ……
田中琴葉
亜利沙、こそこそと何をしているの?またアイドルの誰かの後を…
松田亜利沙
ひ、ひゃ～!!こ、琴葉ちゃん!!し、静かにして下さい!!今ありさが追いかけているのは～!!
黒井社長
(コソコソ…)
田中琴葉
…黒井社長?なんでこんなところに?もしかして亜利沙が追いかけているのは…
松田亜利沙
そうですっ!黒井社長です!たまたま見かけまして、何か良からぬ気配を感じたので…
松田亜利沙
追いかける事にしましたっ!今日のありさは追っかけではなく、正義の追跡者なのですっ!
田中琴葉
でももし見つかったら危ないわ。プロデューサーに連絡を入れて置いた方が…
松田亜利沙
ノープロブレムですっ!!ありさの追跡スキルなら大丈夫っ!心配はかけさせませんからっ!!
黒井社長
(スタタタ…)
松田亜利沙
あっ、動き出しました!!それでは琴葉ちゃん、さらばっ!!
田中琴葉
…行っちゃった。どうしよう、私からプロデューサーに連絡を…
田中琴葉
P『(タタタタ…)あ、琴葉!奇遇だな』
田中琴葉
ぷ、プロデューサー!?ちょ、ちょうど良かったです。実は亜利沙が…
田中琴葉
『ああ、わかってる。亜利沙がまた誰かの後をつけているようだ…』
田中琴葉
で、そのつけている相手が…
田中琴葉
『とっ捕まえて注意したい所だが、亜利沙は追跡のプロ…この距離が精一杯だ』
田中琴葉
黒井社長で…
松田亜利沙
(ダッ!)
田中琴葉
『む、動いた!済まない琴葉、隙を見つけて亜利沙を捕まえてくる!(ダッ)』
田中琴葉
…行っちゃった。最後まで聞いてくれればいいのに…。
黒井社長
(ダダダダ…)くっ、意外とすばしっこい奴だな!
田中琴葉
く、黒井社長!?
黒井社長
ん?君は……ああ、765プロの…田中琴葉君だったな?
田中琴葉
そ、そうです!黒井社長!あなたはいったいここで何を…!
黒井社長
しーっ!静かにしろ!気付かれるだろうが、あの高木のとこのプロデューサーに!!
黒井社長
…私は散歩してるところでたまたま奴を見かけてな。奴は何か目的のある動きをしていてな…
黒井社長
認めたくはないが、奴もなかなかの腕を持つプロデューサー。その目的を知り、握り潰そうとな!!
田中琴葉
えっと、つまり黒井社長もプロデューサーの後を追跡して…?
黒井社長
そういうことだ。フッ、君のような小娘が我が崇高な目的を知ったとしても何も出来まい…!
黒井社長
ムッ!奴が動いた!ではさらばだ!765プロのアイドルよ!!(タタタタ…)
田中琴葉
え～と、亜利沙が黒井社長を追跡して、プロデューサーが亜利沙を追跡して、黒井社長が……
田中琴葉
うん、ぐるぐる回ってるね。
松田亜利沙
(ダッ)琴葉ちゃん!黒井社長に話しかけられてましたが、大丈夫ですかっ!!
田中琴葉
うん、私は大丈夫よ。
松田亜利沙
それなら良かったです!では追跡再開ですっ!!(ダッ)
田中琴葉
『(ダッ)あ、琴葉!亜利沙と話してたようだが誰を追いかけてるか聞いたか?』
田中琴葉
後ろを見ればわかると思います。
田中琴葉
『後ろ?……建物の影ばかりだな……まぁこのまま亜利沙を追いかける!(ダッ)』
黒井社長
(ダッ)あ、おい貴様!今プロデューサーと話してたようだが奴の目的はなんだ!?
田中琴葉
………後ろを見ればわかると思います。
黒井社長
後ろ?…建物とアンテナが多いな…中にはしなやかな髪のようなアンテナもあるぞ。
黒井社長
っと、よく考えれば奴のアイドルである貴様が目的を教えるはずもあるまい!失礼する!(ダッ)
田中琴葉
…ということはこの後…
松田亜利沙
(ダッ)琴葉ちゃ～ん!!また黒井社長と話してましたが大丈夫ですかっ!!!
田中琴葉
ずっと同じ道を回ってるけど大丈夫?
田中琴葉
ずっと同じ道を回ってるけど大丈夫?(後これを2回言うんだろうなぁ…)
(台詞数: 48)