田中琴葉
「恵美の部屋にお泊まりなんて久しぶりね」
所恵美
「だね〜。まぁ、エレナが急用で来れなくなったのは残念だけどね」
田中琴葉
「そうね。こうなったら2人で楽しんであとでエレナを悔しがらせちゃいましょう」
所恵美
「お、いいね〜」
所恵美
(あれ…よく考えたら今夜は琴葉と2人っきりなんだよね?)
所恵美
(今までのお泊まり会はいつも3人だったから…そうか、琴葉と2人っきり…)
所恵美
(うん?何だろう…そう考えたら急に胸がドキドキして来た…)
所恵美
(もしかして…アタシ、コーフンしてる?琴葉と2人っきりのこの状況を…)
所恵美
(……)
所恵美
(やっぱり、アタシ…そうなんだ。今まで深く考えないようにしてたけど…)
所恵美
(気付いちゃったんなら…仕方ないよね?もうこの気持ちを抑える自信が無いよ…)
所恵美
「ねぇ、琴葉。お風呂行かない?」
田中琴葉
「えっ、もう?まだ早いんじゃない?テレビ観ながらお菓子食べていっぱいお喋りするんじゃ…」
所恵美
「うん、そのつもりだったけど予定変更だよ。特に観たいテレビは無いしね」
田中琴葉
「まぁ、私も観たいテレビは無いからいいけど…」
所恵美
「なら、決まり。背中を流しっこしようよ」
田中琴葉
「流しっこ?ちょっと恥ずかしいわね…///」
所恵美
「女同士だしいいじゃん。いつもはエレナが騒いでゆっくり入っていられないんだから今日ぐらい」
田中琴葉
「まぁ、いいけど…」
所恵美
「なんなら身体の隅々まで洗ってあげようか?」
田中琴葉
「もう、ふざけないの!」
所恵美
「にゃはは。ゴメンゴメン」
所恵美
(半分本気だったんだけどな…)
田中琴葉
「それでお風呂から出た後はどうするの?やっぱりお菓子食べながらお喋りかな?」
所恵美
「お喋りはするよ。ベッドの中でね」
田中琴葉
「もうお布団に入るの?そりゃ今までも寝る前にお布団の中でお喋りしてたけど…」
所恵美
「ベッドって言ったよね?琴葉もアタシのベッドに入るんだよ」
田中琴葉
「ええ⁉︎いつもは恵美はベッド、私とエレナはお布団だったじゃない?」
所恵美
「今日は2人なんだしいいじゃん。ちょっと狭いけど琴葉の顔を近くで見ながら話したいんだ」
田中琴葉
「何よそれ…///ま、いいけど。暑くなったからって蹴り出したりしないでね」
所恵美
「そんな事しないよ。まぁ…汗は掻く事にはなるだろうけどさ」
田中琴葉
「え?それはどういう意味?」
所恵美
「アタシさ、今夜は琴葉とゆっくり話したいんだよ」
所恵美
「琴葉の…上の口と下の口に…///」
田中琴葉
「上と…下?それってもしかして…///」
所恵美
「アタシ、自分の気持ちに気付いたんだ。そしてその気持ちに正直になってみようと思ったんだよ」
田中琴葉
「恵美…」
所恵美
「アタシは琴葉が好き。大好き!琴葉はどうかな?こんなアタシは…嫌い?」
田中琴葉
「恵美…嬉しい。まさか両想いだったなんて…」
所恵美
「琴葉⁉︎それじゃあ…」
田中琴葉
「いつか私の方から告白しようと思ってたのに…恵美に先に言われちゃったね」
所恵美
「あ、ゴメン。言わずにはいられなかったから…」
田中琴葉
「いいのよ。どっちが先かなんて問題じゃないわ。重要なのはお互いの気持ちよ」
所恵美
「琴葉、ありがとう。それじゃあお互いの気持ちが分かったところでまずはお風呂に行こうか」
田中琴葉
「流しっこするのよね?今夜は今までで一番長い夜になりそうだから綺麗な身体にしてね♡」
島原エレナ
こうして晴れて恋人になった2人の長い夜が始まろうとしていた…[カリカリ]
島原エレナ
フゥ…
島原エレナ
さぁ、これから2人のキャッキャッウフフな展開が…
所恵美
始まらないから![ビリィ!]
島原エレナ
フニャアァァァァァァァァァァー!
(台詞数: 50)