田中琴葉
いつからだろう?
田中琴葉
君の声が聞けなくなってしまったのは…
田中琴葉
いつからだろう?
田中琴葉
君の声が届かなくなったのは…
田中琴葉
あんなに眩しかったはずの君の姿は…
田中琴葉
あんなに眩しかったはずの君の姿は、もう思い浮かべることすらできなくなった…
田中琴葉
あんなに大切にしていたはずの君との日々は…
田中琴葉
振り返ろうとして振り返ってみても何も残っていない
田中琴葉
あんなに愛しいと思っていた君の表情は…
田中琴葉
もう、認識することすらできないんだ…
田中琴葉
思えば、君には声がありきだったのかもしれない…
田中琴葉
脳を刺激する君の声が…
田中琴葉
健気に呼び掛ける君の声が…
田中琴葉
君という存在を象ってくれていたのかもしれない…
田中琴葉
だとしたら、君の声を思い出せなくなったその日に…
田中琴葉
君は何者でもなくなるのだろう…
田中琴葉
それだけは、否定したいはずなのに…
田中琴葉
それだけは、否定しなくちゃいけないはずなのに…
田中琴葉
頭の中にこびりついていたはずのその声が…
田中琴葉
ある朝、目覚めると聞こえなくなっていて…
田中琴葉
殺風景な部屋に、微かに鳴り響く残響は言葉にならず
田中琴葉
僕は涙を流していた
(台詞数: 22)