青春!デストル高校!〜約束〜
BGM
TOWN_RMX
脚本家
CRバルスP@禁酒中
投稿日時
2016-07-24 20:26:28

脚本家コメント
何気に一番青春した気がした。

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高山紗代子
百合子が生徒会に入ってからだいぶ経ちますね。様子はどうですか?
田中琴葉
見ての通りよ。彼女、真面目に働いてくれるからとても助かるわ。
田中琴葉
それにしても、貴女と七尾さんって仲が良いのね。長い付き合いのような気がするわ。
高山紗代子
実は、私と百合子は小さい頃、家が近くて、よく遊んでいたんです。
田中琴葉
まあ、幼馴染なのね!
高山紗代子
私が引っ越して離れ離れになったんですがね。それだけに、百合子が入学してきた時は驚きました。
高山紗代子
昔は可愛かったんですけどね。私の後ろをずっと付いてきて、本当の妹みたいで。
高山紗代子
「紗代子お姉ちゃん」って呼んでくれていたんですよ。…それがどうしてああなったのか…。
田中琴葉
高山さん…。実はね、七尾さんについて、色々調べてみたのよ。
田中琴葉
そうしたらね…七尾さん、クラスではとっても真面目な良い子らしいの。
高山紗代子
な、何ですって!?
田中琴葉
成績も良いし、先生からの評価も高いの。問題無しの優等生なの。
田中琴葉
上級生との揉め事が多かったのは、上級生の横暴な振る舞いが許せなかったからみたい。
高山紗代子
そんな…それじゃあ何で私にはあんな態度なんですか!?
高山紗代子
真面目で正義感の強い良い子が、何で私に対してはあんなに生意気なんですか!?
田中琴葉
私もそれが疑問だったけれど…もしかしたら、過去に何か諍いがあったんじゃない?
田中琴葉
喧嘩して別れたとか、約束を破ったとか、そんな何かが…。
高山紗代子
約束…そういえば、何か大切なことがあった気が…あれは確か…。
七尾百合子
『やだやだ!紗代子お姉ちゃんと一緒にいるのー!』
七尾百合子
『ごめんね、百合子ちゃん。一緒にはいられないの。でも、きっとまた会えるから。』
七尾百合子
『…だったら約束して!』『約束?』
七尾百合子
『大きくなったらずーっと一緒にいられるように…大人になったら、百合子と…。』
七尾百合子
……別にあんな約束、ただの子供の戯言に過ぎないのに。
七尾百合子
何を意地になっているんだか…ほんと、馬鹿みたい。
高山紗代子
百合子ぉ!!やっと見つけた!!
七尾百合子
ッ!?な、何よ?
高山紗代子
思い出したんだ!子供の時の約束を!
七尾百合子
えっ!?そ、それって…?
高山紗代子
ずっと忘れててすまなかった!許してくれ!
七尾百合子
いや、別に許すとか許さないとかじゃないし…。
七尾百合子
それで…どうなの?
高山紗代子
おう!これだ!受け取ってくれ!
七尾百合子
……何これ?
高山紗代子
魔法少女のぬいぐるみだ!お前に借りっぱなしだったやつ!お前の宝物!
高山紗代子
返す返すと言いながら忘れていたわ!これで許してくれるか?
七尾百合子
ふんっ!!(ボコッ!)
高山紗代子
ぐふっ!!
高山紗代子
……ゆ、百合子…?
七尾百合子
ちげーーーよ!!ばーーーか!!
高山紗代子
いや、これは確かにお前の…。
七尾百合子
ふんっ!!(ボコッ!)
高山紗代子
あ…ゆ、ゆり…。(バタリ)
七尾百合子
まったく!こんな人形、こっちが忘れていたわ!
七尾百合子
…………。
七尾百合子
……ずっと持っててくれたんだね。
七尾百合子
……紗代子…お姉ちゃん。

(台詞数: 46)