田中琴葉
・・・・・・
所恵美
もー、琴葉。いつまで凹んでんの?
田中琴葉
だって・・・
所恵美
そりゃプロデューサーが灼熱少女担当から外れたのは残念だけどさ
所恵美
事務所を辞めた訳じゃないんだし、そんなに落ち込むこともないって
田中琴葉
うん、わかってる。でも、私が未熟だから見限られちゃったのかもってつい考えちゃって
所恵美
もー。そんなことあるわけないじゃん。ウチも忙しくなって単純に人手不足なだけだって
所恵美
それに、新しい担当の人、先にあったけどパリ帰りのスゴいやり手だよ。だから大丈夫!
田中琴葉
ありがとう、恵美・・・
所恵美
あ、ほらほら来たよ
箱崎星梨花
???「おはようございま~す。あら、恵美ちょうどよかった。これ前に言ってたパリのアクセ」
所恵美
え?!マジで?!アキラちゃんいいの?
箱崎星梨花
???「お安い御用よ。で、この子が言ってた琴葉ちゃん?」
所恵美
そうそう、ほら琴葉。挨拶しなって
田中琴葉
え?あ、うん。た、田中琴葉です
箱崎星梨花
小俣P「新しく灼熱少女の担当になった小俣 晃(おまた あきら)よ。よろしくね」
田中琴葉
よ、よろしくお願いします。小俣さん
箱崎星梨花
小俣P「やだ!オマタじゃないわ!アキラちゃんって呼んで!」
田中琴葉
は、はぁ・・・
田中琴葉
ね、ねぇ、恵美。大丈夫なの?この人・・・
所恵美
うん、まぁ。あたしも最初はびっくりしたよ
田中琴葉
男性・・・よね?
箱崎星梨花
小俣P「安心して、ココロは乙女よ」
田中琴葉
(なんだか、かえって不安・・・)
箱崎星梨花
小俣P「じゃ、早速打ち合わせに入りましょうか。次の灼熱少女のミニライブだけど」
箱崎星梨花
小俣P「琴葉ちゃん」
田中琴葉
は、はい
箱崎星梨花
小俣「貴方は外れてちょうだい、ライブには出なくていいわ」
田中琴葉
え?
所恵美
ちょ!アキラちゃん?!
箱崎星梨花
『おかしなオカマの敏腕Pが、灼熱少女に波乱を呼ぶ!』
田中琴葉
~つづく~
(台詞数: 32)