
ジュリア
………なあ、琴葉。

田中琴葉
どうしたのジュリアちゃん?

ジュリア
一つ聞きたいことがあるんだが………いいか?

田中琴葉
私が分かることなら答えるよ。

ジュリア
なぜ、あたしはノートゥングモデルに乗れないんだ?

田中琴葉
え?そ、そういう話なの?えっと、たしか………

田中琴葉
私達には特殊な因子が埋め込まれていて、それがないと乗れない………だったかな?

田中琴葉
詳しい話は千鶴さんに聞いた方がいいんじゃないかな?

ジュリア
そうか………ありがとう。

田中琴葉
どういたしまして。

二階堂千鶴
ーーー後日、メディカルルーム前

二階堂千鶴
………申し訳ありません、真壁司令。

田中琴葉
真壁:ジュリアがメディカルルームに籠城とは………どういうことだ?

二階堂千鶴
それが、因子の移植を要求していまして、受け入れてもらえないなら戦闘にも出ないと。

田中琴葉
真壁:因子の移植?なぜ急にそんなことを?

田中琴葉
真壁:静香君のことの後なら、むしろ嫌がるのが当然のはずだが………?

田中琴葉
真壁:まさか、誰かの言葉を命令と勘違いしたのか?

二階堂千鶴
分かりません。………入りますわよ。

ジュリア
因子は用意してくれたのか?

二階堂千鶴
ええ、これがそうですわ。

二階堂千鶴
ーーー千鶴が取り出したのは銃型の注射器

二階堂千鶴
ですが、このままはいどうぞと打たせることはできませんわ。

二階堂千鶴
教えてください。誰に言われてこんなことを?

ジュリア
誰かの命令じゃない。これはあたしの意思だ。

田中琴葉
真壁:自分の意思だと?

ジュリア
ノートゥングモデルに乗るには、その因子が必要だと聞いた。

田中琴葉
真壁:ノートゥングモデルに乗るため……それが目的か?

ジュリア
………あたしだけなんだ。適性がないのは。

ジュリア
そのせいで、ジークフリードシステムとの接続も不安定だ。

田中琴葉
真壁:そのことに責任を感じているのか?心配しなくとも、君は今でも十分に……

ジュリア
………ここに来て、みんなと一緒にいて、思ったんだ。

ジュリア
ここにいることを選びたいって………。

ジュリア
だから!

ジュリア
ーーージュリアは千鶴から注射器を奪い、自分の首に押し付けた

二階堂千鶴
なっ………待ちなさい!

ジュリア
そのためにあたしは………みんなと同じになりたい!

ジュリア
ーーージュリアはそう言い放つと、注射を打った

ジュリア
っ!

田中琴葉
真壁:………やはり、止められなかったか。先生、彼女のメディカルチェックをお願いします。

二階堂千鶴
ええ、分かりましたわ。

ジュリア
………責めないのか?

田中琴葉
真壁:打ってしまったものは仕方ない。それに………

田中琴葉
真壁:それが君の意思であるなら、それでいい。

田中琴葉
真壁:だが、もう後戻りはできないぞ?今から因子を抜くことはできない。

ジュリア
………ああ。後悔なんてしないさ。
(台詞数: 45)