音無小鳥
プロデューサーさん、まだ注文決まらないんですか。私達はもうとっくに選んでますよ?
音無小鳥
んもう、お腹空いてるのに。ほら、この日替わりでいいじゃないですか、ね!
田中琴葉
まあまあ、ここはお昼でもメニュー豊富ですから。悩んじゃうのも無理ないですよ。
佐竹美奈子
けどちょっと迷い過ぎじゃありませんか?
音無小鳥
でしょ!ほら美奈子ちゃん、もっと急かして!そうじゃないといつまでも迷ってますよこの人は!
佐竹美奈子
そうだ、なら今からでもウチのお店に…
田中琴葉
そういうのはこのお店に失礼よ。それに、この後すぐお仕事でしょ。
佐竹美奈子
冗談だってば。ってプロデューサーさん、まだ悩んでるんですか?
佐竹美奈子
しょうがないなあ。それじゃ、私が選んであげますよ。それならいいでしょ?
音無小鳥
もうそれでいいでしょ、プロデューサーさんも。このままじゃ一体いつになるやら…
田中琴葉
2人共、そういうのあまり良くないですよ。
田中琴葉
プロデューサー、焦らなくても大丈夫ですよ。落ち着いて選んで下さいね?
田中琴葉
いいんですよ。私はずっと待ってますから…
音無小鳥
(なんか意味深に聞こえるわね…)
佐竹美奈子
…
佐竹美奈子
よし!やっぱり私が選んであげます!
田中琴葉
ちょっと!?
佐竹美奈子
だってほら、プロデューサーさんはいっつもお仕事で悩んだり苦労してるでしょ?
佐竹美奈子
こういう時くらい、私に任せて下さいよ、ね?
佐竹美奈子
大丈夫ですよ、プロデューサーさんの事ならぜーんぶ知ってますもん。
佐竹美奈子
ちゃんとお世話したげますから。ね?
音無小鳥
(これまた意味深な…)
田中琴葉
無理矢理決められて、後悔しないで下さいね、プロデューサー?私はずっと待ってますから。
佐竹美奈子
ずっと待たれるのってプレッシャーですもんね!大丈夫ですよ、私はちゃんと分かってますから。
田中琴葉
…
田中琴葉
他人の事ってさ、分かった「つもり」になりがちよね。単なる押し付けだって指摘もしにくいし。
佐竹美奈子
…あれ、どうしたの急に?
田中琴葉
別に。一般論よ。
佐竹美奈子
そっかあ。そういえばさ。
佐竹美奈子
待ってあげるって聞こえはいいけど、それって「何もしません」って言うのと同じじゃないかな?
田中琴葉
あら、どうしたのよ美奈子こそ。
佐竹美奈子
えへへ〜一般論。
田中琴葉
そう。それよりプロデューサー、注文は決まりましたか?いいんですよ、じっくり選んで。
佐竹美奈子
大丈夫ですよ。私がちゃーんと今のプロデューサーさんに相応しいのを選んであげますから。
音無小鳥
…
音無小鳥
はあ。いつになったらお昼、食べられるのかしらねえ…
(台詞数: 36)