所恵美
遅いな~琴葉。
高山紗代子
そういえばそうね。普段ならもう来てる頃なのに。
所恵美
珍しく寝坊でもしたのかな?
高山紗代子
まぁもう少ししたら来るんじゃないかしら?
田中琴葉
(ガチャ)お、おはようございま~す……。
所恵美
お、やっと来たね!珍しく遅かったじゃん!
高山紗代子
なんかすごい疲れた顔してるわね……どうしたの?
田中琴葉
いつも乗ってる路線が事故か何かで遅れてたみたいなのよ……。
田中琴葉
そのせいか、私の乗る時間帯がかなり混んでてね……。
所恵美
あー、満員電車ってしんどいんだよね……。
高山紗代子
朝から、お疲れ様。
田中琴葉
全くよ……。
田中琴葉
あーもう、朝から本当疲れたわ~。
田中琴葉
満員電車もプロデューサーと乗れたらマシになるんでしょうけど……。
所恵美
それどういう意味?
田中琴葉
え、だって、満員電車をプロデューサーと乗れたら……
田中琴葉
密着出来るじゃない?/////
高山紗代子
あー……なるほどねー……。
田中琴葉
二人で乗った満員電車……。どう足掻いても寄り添うしかない状況……。
田中琴葉
「す、すいませんプロデューサー、窮屈ですよね……。」
所恵美
なんか妄想が始まったよ。
田中琴葉
少しは離れようとするんだけど、そんな私を彼は守るようにそっと抱き寄せるの…/////
高山紗代子
今さらっと『彼』って言ったわよね?
田中琴葉
イメージとしては、片手は手すりを掴んでるんだけど、反対の腕で私を覆うように抱いてる感じね。
田中琴葉
「あ、あの……プロデューサー…?/////」
田中琴葉
見上げるように顔を見ると、少し照れたように上を見るプロデューサー。
田中琴葉
抱き寄せられたことによって相手にかかる吐息……そして緊張して少し汗ばむ体……。
田中琴葉
そしてさらには、出てるとことかが当たったりもしたり……/////
高山紗代子
あなたの体のどこが出てるのかしら?ほら、言ってみなさい。
田中琴葉
む、誰も私のとは言ってないじゃない。
所恵美
最低だよお前!
田中琴葉
目的の駅について電車から降りた時、私は恥ずかしながら少し距離を取って歩くの。
田中琴葉
「ぷ、プロデューサー……さっきはありがとうございます」
田中琴葉
するとプロデューサーは振り返らずこういうの。
田中琴葉
P「まぁ自分のアイドルは守らないとね。でもちょっと危なかったよ。」
田中琴葉
「え、危なかったって何がですか?」
田中琴葉
「もう少しで俺が手を出すとこだったよ……。」
田中琴葉
キャーーー/////(ゴロゴロゴロ…)
所恵美
琴葉……満足した?
田中琴葉
とっても!(ほっこり)
高山紗代子
満員電車内だったら、私はあれがいいわね。マンガとかでよくあるんだけど……
高山紗代子
ほら、扉際で押しつぶされないように、囲ってくれるやつ!
田中琴葉
あー!あの壁ドンされてるのやつね!わかるわかる!
高山紗代子
そう!あの電車内に私だけの空間を作ってるくれるのがまた……ちょっと憧れるなぁ/////
田中琴葉
紗代子、あなたわかってるわね!
田中琴葉
恵美はどういうシチュエーションが好き?
所恵美
いや、アタシは別にないかな~……。
田中琴葉
あらそう……あ、紗代子、私他にもこういうのが好きなんだけど……
所恵美
\やんややんや♪/ ……つ、ついていけない。
所恵美
向こうは向こうで、一人聞き耳立ててるし……大丈夫かなこの事務所。
(台詞数: 50)