所恵美
へ〜ここが琴葉の通ってる学校か〜。
高山紗代子
ここって、都内でも有名な高校じゃない。あの琴葉がねぇ……。
所恵美
アタシたちみたいに、他校の学生が違う学校に来るのって、なんかドキドキするよね!
高山紗代子
やっぱり制服が違うっていうのは、目立ちもするから意識しちゃうのかもね。
高山紗代子
けど、この中で一番目立ってるのは……
所恵美
校門前にスーツで立ってるプロデューサーだよね〜。
所恵美
さっきから帰宅する学生がちらちらプロデューサーの方見てるし。
高山紗代子
そのおかげなのか知らないけど、私たちが誰なのかまだ気付かれてないみたいね。
高山紗代子
それにしても遅いわね琴葉。もうほとんどの学生が通ったと思うんだけど……。
所恵美
……あ、いた!琴葉見っけ!
所恵美
……あ、いた!琴葉見っけ! って、めっちゃ人だかり出来てる!
田中琴葉
女子生徒A「琴葉先輩!さようなら!」
田中琴葉
ええ、さようなら。
田中琴葉
男子生徒B「た、田中さん!これ、読んでください!」
田中琴葉
ごめんなさい。そういうのは受け取らないようにしてるの。アイドル活動に支障をきたしちゃうから
田中琴葉
イケメン生徒「やぁ待ってたよ琴葉ちゃん。そろそろ僕と付き合っても……」
田中琴葉
その汚らしい面を味噌汁で洗ってから出直してください。それと、二度と下の名前で呼ばないでね。
所恵美
さ、さすがというかなんというか……。やっぱ学校でも人気なんだなぁ。
高山紗代子
てか、最後やたら辛辣な言葉吐いてたわよあの子……。
田中琴葉
!!!!!!
高山紗代子
あ、こっちに気づいたわよ。
田中琴葉
それじゃみなさん、私はこれで……さようなら(ダッ
田中琴葉
ぷ、プロデューサーじゃないですか!どうしたんですか私の学校まで来て!?
田中琴葉
もしかして、私の制服姿が見たかったんですか?
田中琴葉
あ、それとも私のこと迎えに来てくれたんですか?事務所まで待ちきれなくて……
田中琴葉
そそそそそんな!ダメですよ!学校前じゃ人目についちゃいますよー/////
所恵美
うーん、半分正解で半分不正解かな〜。
田中琴葉
あら、恵美じゃない。半分ってことは制服の方が正解?
高山紗代子
そっちじゃないわよ!
田中琴葉
あ、紗代子もいたのね。どうしたの三人揃って?
高山紗代子
今日はスケジュールの関係で、プロデューサーが私たちを迎えに行くって話だったじゃない。
田中琴葉
あ、すっかり忘れてたわ……。ごめんなさい。
所恵美
にゃははー♪琴葉も来たことだし、それじゃ行きますか!
高山紗代子
あ、プロデューサーが車移動させるから、ちょっと待っててだって。
田中琴葉
私、助手席乗るー!ほっぺにチュッとしたくなる〜♪だけど今は運転中〜♪
高山紗代子
本当にやったら、その唇を縫ってやるからね。
田中琴葉
笑顔で怖いこと言わないでよ!
所恵美
プロデューサーまだかな?そろそろ周りがアタシたちに気付き始めたんだけど……
所恵美
女子生徒C「ねえねえ!あそこにいる女の子って恵美ちゃんじゃない!?」
所恵美
女子生徒D「キャー!本当だー!私ファンなんだー!それに隣にいる子は……えっと……」
高山紗代子
男子生徒α「おっと、貴女たちは765プロのメガドル『高山紗代子』女史を知らないと申すか」
高山紗代子
男子生徒β「全く、モグリにも程があるでゲスよ」
高山紗代子
男子生徒γ「まぁ無理もないですけどね。そもそもさよにゃんは……」
田中琴葉
……周りが騒ついてきちゃったわね。
高山紗代子
ちょっと待って!私に対する反応がおかしくなかった!?
田中琴葉
まぁ紗代子は、テレビだとメガネ掛けてない方のイメージが強いからね。
高山紗代子
いや、他にもつっこみたいところがあるんだけど!
所恵美
あ、プロデューサー来たよ!早く行くよー!えっと……
所恵美
琴葉にさよにゃん!
高山紗代子
さよにゃん言うなぁ!!!
(台詞数: 50)