七尾百合子
こんばんは、プロデューサーさん、11月になり寒さが増してきましたね。
七尾百合子
申し遅れました。今回の物語は私、七尾百合子が案内人を務めさせていただきます
七尾百合子
今回の主役は、灼熱少女のリーダー琴葉さんをピックアップします。
七尾百合子
火が消えないように、少しだけ見守ってくださいね
田中琴葉
…恵美、リーダーの事なんだけど事務所では言い過ぎたと思う
田中琴葉
私じゃあ、海美や美也に環ちゃんをあんな風な笑顔にできなかったから…
所恵美
でも、琴葉はさ…誰よりも灼熱少女の事を考えていたんでしょ?
所恵美
琴葉の情熱は、ちゃーんとみんなに伝わってるから心配ないって…
田中琴葉
でも私より、みんなの事がよく見えている恵美の方がリーダーが相応しいと思うの
所恵美
参ったな〜言葉でいくら言っても無駄なんじゃ、実力行使で行くしかないよね〜
所恵美
……。
所恵美
……(ギュッ)
田中琴葉
…!ちょ、恵美…街中で抱き締めるなんて、どうゆう…
所恵美
ねぇ、琴葉…
所恵美
アタシさ、嬉しかったんだ。灼熱少女のリーダーが琴葉に選ばれてさ
所恵美
流石は委員長って思った。皆のまとめ役で、アタシと違ってしっかりしてるしさ
田中琴葉
恵美…違うよ。そんな大層なものじゃない
田中琴葉
学校では、私が何かを決めると不満を言う人も居たし
田中琴葉
私が発言すれば眉間にシワを寄せて、反発する人だって見てきた。だから思うんだ
田中琴葉
もし、私じゃなければ、もっと上手く事が進んでいたんじゃないかって…。
所恵美
はぁ〜そんな連中は言いたい放題言って自分じゃ何もできないからひがんでるだけだよ。
所恵美
まったく見る目ないよねぇ。琴葉こんなに可愛い娘なのにね…(ナデナデ)
田中琴葉
もぅ…からかってるの?
所恵美
自分の今の気持ちをそのまま伝えただけだよ。アタシは「逃げる」ことなんてしないから
田中琴葉
恵美……。
所恵美
琴葉にとって灼熱少女…いや、アイドルってさ、学校の宿題の様なものかな?
所恵美
それとも、委員会のお仕事のみたいなもの?
田中琴葉
……それは
所恵美
そういう考えが悪いってわけじゃないけどさ、アタシはそれがピンとこないんだよね
所恵美
だって、事務所には気の許せる仲間もいるし、駄弁ったりしたり笑いあったりするじゃん
所恵美
まぁ、ちょっと楽しさの違いは、あるかも知れないけどね。でも…
所恵美
そういう物を伝えたいから琴葉は率先して、動いてるんだよね…違う?
田中琴葉
……。
所恵美
んー、だからさ…琴葉には後悔をするような選択はして欲しくないと思ってる
所恵美
もし、アタシの気持ちが重荷だって言うなら、今すぐ振りほどいても構わないよ。
田中琴葉
ホント、ずるい…そんな事、できるわけないじゃない
田中琴葉
もう離してくれてもいいでしょ?私の負けよ
所恵美
それじゃあ…
田中琴葉
うん、灼熱少女のリーダー・・・改めてよろしく。恵美
田中琴葉
私を口説き落とした責任とりなさいよね
所恵美
にゃははは、了解だよ♪それじゃ、アタシは何すればいい?
田中琴葉
じゃあ、一緒に掛け声をしない?「灼熱少女ファイトー、おー」とか?
七尾百合子
ブレイズアップ! (燃え上がれ)とかは、いかがですか?
所恵美
って、百合子…いつからそこに
七尾百合子
お二人をみていて、居ても立ってもいられなくなりました
田中琴葉
ブレイズアップか…。うん!それで行きましょう
田中琴葉
それじゃあ、いい?灼熱少女!
所恵美
ブレイズアップ!!
七尾百合子
こうして、内に秘めた熱を胸に琴葉さんはリーダーに復帰しました。
七尾百合子
次回は、3rdライブ終えた頃に…。ごきげんよう
(台詞数: 50)