田中琴葉
彼氏がいて幸せ一杯な学生役かぁ……彼氏がいるってどんな感じなんだろう……
所恵美
おはよー琴葉、何台本読んで悩んでるのさ?
田中琴葉
おはよう恵美、ちょっと今度貰った役の役作りをしててね……
所恵美
へー、彼氏がいて幸せいっぱいの役かぁ……アタシがアドバイスしてあげようか?
田中琴葉
アドバイスはありがたいけど、恵美はその気持ちがわかるの?
所恵美
まぁねー、こう見えて彼氏いた事あるし!
田中琴葉
えっ……彼氏って……ええっ!?だ、大丈夫なの恵美!?あ、アイドルなのに……
所恵美
大丈夫大丈夫、かなり前に別れたし清い付き合いだったからスキャンダルの心配も無いよ。
佐竹美奈子
へー、恵美ちゃんにも彼氏がいたんだ……ねぇねぇ、良かったら話に混ぜてくれない?
田中琴葉
えっ!恵美ちゃんにもって事は……美奈子にも彼氏がいたの?
佐竹美奈子
まあ、高1の頃の話だけどね……安心してね、今はプロデューサーさん一筋だから!
田中琴葉
それ、安心する所なのかな……
所恵美
まあ、良いんじゃない?アタシは中二の時に一つ上の先輩と付き合ってたんだよねー。
所恵美
遊園地デートとか、お弁当を作ってみたりとかそれっぽい事は一通りやったねー
佐竹美奈子
うんうんやったやった!いつもやってるお弁当作りも好きな人のためだと凄く楽しくなるんだよね!
田中琴葉
へぇー、やっぱりそんな感じなんだ……やっぱりオシャレにも気を遣ったりしたの?
所恵美
まあ、みっともない所は見せたくなかったしね……中学生のする事だからたかが知れてたけどね。
佐竹美奈子
うんうん、変な格好して嫌われたらどうしようって無駄な心配してみたりね……
所恵美
あーわかるわかる、幸せなんだけど心が落ち着かない時も良くあるんだよね……
田中琴葉
幸せだけど落ち着かない事もある……ちょっと掴めて来たかも……ありがとう二人とも!
佐竹美奈子
いやいや、お役に立てたなら何より……そうだ!考えるエネルギーに何か作ろうか?
田中琴葉
さっきお昼を食べたところだから辞めとくね……
田中琴葉
……そういえば、結局二人はその彼氏といつ位まで付き合っていたの?
所恵美
えーっと……別れたのは確か付き合ってから2週間くらいだったかな……
田中琴葉
えっ、なんかそれって早いような……
佐竹美奈子
確かにそれは早いよね……私も2ヶ月だったから人の事は言えないけど。
田中琴葉
えーっと……もし話して良い事ならなんで別れたのか聞かせて貰って良いかな?
所恵美
私は別に構わないよ、大した話でも無いし。それは付き合ってから2週間経った日の事……
所恵美
突然私の友達だった子が半狂乱で襲って来て、アタシを引っ掻いたり噛み付いたりされたんだよね…
所恵美
その子曰く「私も先輩が好きだったのに盗るなんて何をした泥棒猫!」って事らしいけど……
田中琴葉
そ、それはまた壮絶な……
所恵美
で、その場は先生が抑えてくれたんだけど、なんとなく気まずくなってそのまま自然消滅ってね……
佐竹美奈子
はぁー……女の嫉妬ってやっぱり怖いなぁ……私もそんな風になったりするのかなぁ?
所恵美
ま、なってみないとわからないんじゃない?その友達も普段はそんな素振りは全く無かったしさ。
所恵美
だーかーらー!琴葉は私がプロデューサーを取っちゃっても包丁振り回したりしないでよ?
田中琴葉
ちょっ……ちょっと恵美!私がそんな事する風に見えるの!?
所恵美
ごめんごめん、琴葉ってちょっとその友達に雰囲気が似てたからさ……ま、仲良くやろうね。
田中琴葉
もう、恵美ったら……でも、「その時」は本当に冷静でいられるのかな……
佐竹美奈子
じゃあ私もちょっとしたアドバイスをしようかな、まぁ、私の失敗談なんだけどね……
佐竹美奈子
私が付き合ってた人は同じクラスの子で、知り合って割とすぐに告白したんだけど……
佐竹美奈子
舞い上がって朝のお弁当と昼のお弁当と夕方のお弁当と……って次々作ったらみるみる太ってさ
佐竹美奈子
これ以上太るとサッカー出来なくなるからやめてくれっ!て避けられる様になっちゃったんだよね…
所恵美
お、おう……
佐竹美奈子
その人にとってサッカーがそんなに大事だったって気づかなかった私の若さだね……
佐竹美奈子
そういう訳で私のアドバイスは、付き合うつもりなら相手の人となりを良く知る事と……
佐竹美奈子
舞い上がってお弁当とかお菓子とかを動けなくなるまであげるのはやめといた方が良いって事だね!
田中琴葉
やらないです
(台詞数: 47)