
宮尾美也
よろしくお願いします~

秋月律子
お、始まったわね。美也、緊張してないといいけど。

天海春香
美也ちゃんなら大丈夫ですよ。けど女流棋士さんとの対局かあ、勝てるのかな?

秋月律子
さすがに美也でもプロ相手じゃね。バラエティ番組だし、かなりハンデもらってるけど。

宮尾美也
…

天海春香
お、真剣な表情。律子さん、今進行具合どんなですか?

秋月律子
五分五分みたいな感じね。って春香、美也と同じ顔つきになってるわよ。

宮尾美也
…………ありません。

秋月律子
綺麗にひっくり返されたわね。さすがはプロ、上手く華を持たせて最後は鮮やかに勝ったわ。

天海春香
へえ、そんな事出来るんですか。

秋月律子
私もよくは知らないけど実力差があるとそれぐらいは出来るらしいわよ。

宮尾美也
……

天海春香
お疲れ様、美也ちゃん。どうだった?

宮尾美也
……

秋月律子
ちょっと美也、大丈夫?さっきから一言も喋らないけど。そんなにキツい収録だった?

宮尾美也
違うんです。何だか、申し訳なくて~。

秋月律子
仕方ないわよ、相手はプロですもの。負けて当たり前の対局だったんだし…

宮尾美也
そうじゃなくて!律子さん、収録前に言ってたじゃないですか。

宮尾美也
「こんな機会滅多に無いんだから、楽しんでやって来なさい」って。

宮尾美也
なのに私ったら、対局中負けたくないとか悔しいとか、そんな事ばっかり考えてたんですよ~

秋月律子
別に問題無いわよ、真面目な対局だったんだから。そう思うのが当然だわ。

宮尾美也
でも私、アイドルですよ~?なのに、ちっとも楽しそうに出来なくて。駄目ですねえ…

天海春香
…美也ちゃん、それはちょっと違うんじゃない?

宮尾美也
え?

天海春香
千早ちゃんが言ってたよ「楽しむのと楽をするのは違う」って。

天海春香
真剣に勝負したんでしょ、だったら楽しそうに見えなくても全然問題無いよ。

宮尾美也
そうでしょうか~?

天海春香
美也ちゃんはさっきの対局どうだったの。もう止めたい、早く終わって欲しいって思った?

宮尾美也
いいえ~。こんな対局初めてで。すごく面白かったです、この人ともっと打ちたいって思いました。

宮尾美也
本当に、すごく楽しかったですよ~…あ。

天海春香
そういう事。美也ちゃんがそう思ってやってたの、きっと伝わるはずだよ、大丈夫。

秋月律子
春香の言う通りよ、たまにはマイペースじゃない違うあなたを見せるのもいいんじゃない?

宮尾美也
なるほど~

宮尾美也
…でも、やっぱり勝ちたかったです~

天海春香
わ、美也ちゃんが悔しがってる、初めて見たかも。これはレアだよ、亜利沙ちゃんに自慢しなきゃ。

秋月律子
こら春香、茶化さないの。まったく、いい事言ったと思ったらすぐこれなんだから。

秋月律子
でもそうねえ…美也、そんなに悔しいならもっと挑戦してみる?

天海春香
え?

秋月律子
あの棋士さんに聞かれたのよ、美也はアマ何段なのかって。段位持ってないって言ったら驚いてね。

秋月律子
自分が推薦するから段位取って大会に出てみないかって。どう?あなたなら優勝出来るかもってよ。

天海春香
わ、すごい!それじゃあ美也ちゃん、プロになれるんですか?

秋月律子
アマチュアの大会よ、プロとは無関係。けど優勝したらプロと対局出来る機会もあるらしいわ。

秋月律子
どう?もしやりたいなら、スケジュールとか調整するけど。あの棋士さんと再戦出来るかもよ?

宮尾美也
お断りします~。

秋月律子
な、そんなあっさりと。いいの?

宮尾美也
はい。将棋は楽しいですけど、アイドルはもっと楽しいですし~。

秋月律子
そ、なら仕方ないわね。はあ、こういうので話題になると、いい宣伝になるんだけど。

天海春香
まあまあ。美也ちゃんならきっともっと色んなお仕事で活躍してくれますよ。

秋月律子
何を他人事みたいに。あなたも頑張ってよね、仕事無くて美也の付き添いしてるくせに。

天海春香
う…将棋、やってみようかな?
(台詞数: 50)