田中琴葉
タンポポって花があるよね。種を風に乗せて飛ばすやつ
宮尾美也
おや?どうしました~?
望月杏奈
琴…
望月杏奈
…だれ?
田中琴葉
綿毛の種は風に運ばれて、故郷から遠く遠く離れて、
田中琴葉
もしかしたら草木なんか一本も生えてない砂漠に落ちちゃうかもしれない
田中琴葉
そんなとき、たった一粒のその種が何を思うか…
田中琴葉
…それを想像してくれれば、解ってもらえるかもしれない。わたしのこと
宮尾美也
…
田中琴葉
種は、もちろん草の種だからね。その気になって頑張れば、砂漠を砂漠じゃなくしてしまえる
田中琴葉
ただ一粒だけの種でも、もしかしたら、頑張ろうって思うようになるかもしれない
田中琴葉
頑張って育って増えて、いつかこの土地が
田中琴葉
一面のタンポポ畑になるまで頑張ろうってそう思うかもしれない
田中琴葉
そんな風にタンポポの種が心を決めるとしたら、どんなときだと思う?
宮尾美也
…それは?
田中琴葉
それはね、その砂漠に――たった一人だけでも――
田中琴葉
花を愛してくれる人がいるって知ったとき
田中琴葉
タンポポの花は綺麗だね、って、種に話しかけてくれたとき
宮尾美也
よくわかりません…があなたは琴葉さんではないのですね…
望月杏奈
…なんなのこれ
(台詞数: 20)