島原エレナ
ええと、こんばんは、プロデューサー。……こういうの初めてだから、なんだか緊張するね。
島原エレナ
ビックリした?いつもの私とちょっと違うでしょ。ドキドキしてくれたら嬉しいな。
島原エレナ
リオがね。普段と違う姿を見せると男の子は「落ちる」って言ってたからチャレンジしてるよ!
島原エレナ
友達がたくさんいると、色んな事で助けてもらえるんだ。この前も、琴葉と恵美が……
島原エレナ
……あ、こんな特別な時なのに、友達の話ばっかりじゃダメだよね。
島原エレナ
私の気持ち、伝えたいから、こうしてるんだから。
島原エレナ
……プロデューサーと出会ってから、けっこう経ってるよね。あの頃がなつかしいよ。
島原エレナ
ダンスが大好きで、いつでも踊ってたいって、私言ってたんだよね。
島原エレナ
だからプロデューサー、お花見でも運動会でもサンバの仕事にしてくれたのかな。
島原エレナ
ふり返ると、ヘンテコなアイドルだったのかな。お客さんの笑顔の意味、違ってたのかも。
島原エレナ
……まあ、そんな仕事ばかり選んだプロデューサーもヘンテコだから、おあいこだよね!
島原エレナ
そのうち、サッカーのお仕事も増えて。スポーツもたくさんやったね。
島原エレナ
歌のお仕事、なかなか来なかったからね。私だけの歌をもらったとき、嬉しかったよ。
島原エレナ
……私が自己紹介で、歌は苦手だよって言ったから、たっぷりレッスンする時間をくれたの?
島原エレナ
おかげで、歌もちょっと上手になったし、ファンのみんなも喜んでくれたよ!
島原エレナ
プロデューサーは自分で気づいてないかもしれないけど……
島原エレナ
そういう、やさしい所が、みんなプロデューサーを好きな理由だと思うよ!
島原エレナ
プロデューサーのいない所では、みんなプロデューサーの話をしてるからね。すごいよ!
島原エレナ
……あ、また「みんな」のことを出しちゃったよ。私のことを出さないと、ね!
島原エレナ
ええと、私はプロデューサーのことが、
島原エレナ
……
島原エレナ
……
島原エレナ
「……」
島原エレナ
《プロデューサー》「……エレナ。『お手紙』を貰ったのは嬉しいんだが……」
島原エレナ
《プロデューサー》「手紙、ここで途切れてるぞ。続きを書いた便箋、入れ忘れたのか?」
島原エレナ
「違うヨ、プロデューサー。慣れないことしたカラ、疲れちゃったんダ。」
島原エレナ
「ユリコがね、手紙を書くなら万年筆がいいよって言ったカラ、借りたんだけどネ。」
島原エレナ
「手紙を書くのモ、万年筆使うのも初めてでネ。書き間違えたらラ全部書き直しダシ。」
島原エレナ
「ワタシの誕生日に書いてきたケド、時間がなくなっちゃたんダ。」
島原エレナ
《プロデューサー》「未完結か……でもこれじゃ、肝心のエレナの気持ちが分からんぞ。」
島原エレナ
「……」
島原エレナ
「問題ないヨ!こうすれば、ワタシの気持ちがまっすぐ届くカラ!」
島原エレナ
《プロデューサー》「ってエレナ!?いきなり抱きつくんじゃない!!」
島原エレナ
「いいノいいノ!!ワタシの感謝の気持ち、受け取ってほしいナ!」
島原エレナ
……
島原エレナ
(感謝だけじゃないけどネ……書くことも話すことも恥ずかしい想い……伝わるといいナ。)
(台詞数: 36)