島原エレナ
今日はプロデューサーと二人きりでのディナー!
島原エレナ
…の、帰り道
島原エレナ
本当はプロデューサーが車で送ってくれるって言ってたんだけど…
島原エレナ
ワタシが近くの公園まで歩きたいって言ったため、二人でテクテク歩いている。
島原エレナ
テクテク…テクテク…
島原エレナ
ワタシの方が歩幅が小さいから、ちょっと遅れる。
島原エレナ
するとプロデューサーがワタシの歩幅に合わせてゆっくり歩きだす。ワタシには何も言わずに…
島原エレナ
このプロデューサーの何気ない気遣いがワタシは好きで、とても嬉しくなる。
島原エレナ
思わずプロデューサーの腕に抱きつくが、プロデューサーは予想してたみたいであまり動じない。
島原エレナ
……そうでもないみたい♪
島原エレナ
頬っぺたをポリポリとかいて、顔を反らしてる。そのしぐさがとても可愛い♪
島原エレナ
「ムフフー♪プロデューサー、顔が赤いヨー?」
島原エレナ
ワタシはふとイジワルなことを言ってみた。
島原エレナ
するとプロデューサーは「いや、その…当たってるから…」と返してきた。
島原エレナ
…ワタシも真っ赤になりました。
島原エレナ
……でも
島原エレナ
中々こんな機会はないので更に強くギュッと抱きしめてみる。
島原エレナ
プロデューサーはちょっと驚きながらも、やれやれといった感じに諦めたようだ。
島原エレナ
「このままずっとこうしていたいナ…」
島原エレナ
思ってたことが無意識に口から出てたのに気付いて慌てるワタシ。
島原エレナ
するとプロデューサーがポツリと「そうだな…」と溢す。
島原エレナ
その言葉を聞いた途端、胸の奥がキュンッてなったのを感じた。
島原エレナ
あぁ、やっぱりワタシはプロデューサーが…
島原エレナ
そしてようやく公園に着く。
島原エレナ
二人とも気まずくなって、少しの間だけ無言になっていた。
島原エレナ
プロデューサーは今どんな顔をしてるのかと気になり、ちらっとを見てみると…
島原エレナ
プロデューサーもこっちの様子が気になってたようで、心配そうな顔で此方を見ていた。
島原エレナ
アハハ、やっぱりプロデューサーはこういう人なんだよね…
島原エレナ
いつもワタシの事を気遣ってくれる優しいプロデューサー。
島原エレナ
事務所に入ったばかりの時、右も左も分からないワタシに色々教えてくれて…
島原エレナ
仕事で失敗しちゃった時には必死に頭を周りに下げて…
島原エレナ
その後ワタシに「大丈夫だからな?」と微笑みながら頭を撫でてくれる。
島原エレナ
メグミやコトハたちと話す切っ掛けを作ってくれて…
島原エレナ
ワタシがテンション高くみんなと騒いでる様子を困ったように笑いながらも見ててくれて…
島原エレナ
そんな風にいつもいつも、ワタシに優しくしてくれるプロデューサー。
島原エレナ
「ウン、これはもう仕方ないよネ!」
島原エレナ
いきなりそんなことを言うワタシにちょっと驚いた様子のプロデューサー。
島原エレナ
正直、少し前までワタシはこの気持ちがよくわからなかった。
島原エレナ
プロデューサーと話すときだけ胸がドキドキして苦しい。
島原エレナ
社長と話す特はこんな風にはならないのに…
島原エレナ
そんな感じでずっとモヤモヤしてたからママンに聞いてみたら、すぐに分かったようでこう言われた
島原エレナ
それは恋だと。思い切ってプロデューサーに言っちゃいなさいと。
島原エレナ
でも、言えなかった。
島原エレナ
ママンにズバリ言い当てられて気付いたときから…
島原エレナ
ずっと抱いてたこの気持ち。
島原エレナ
そして、コトハやメグミの想いも同じなんだって気付いたから…
島原エレナ
ずっと言わずにいたこの気持ち。
島原エレナ
でも、もうそれも終わり!
島原エレナ
今、ワタシはこう言うのだ。
島原エレナ
「プロデューサー、大好きだヨ!」
(台詞数: 50)