天海春香
杏奈ちゃんがあんなことになって…はぁ…私、どうすればいいんだろう…。
天海春香
………。
天海春香
あれ…ここ、どこだろう…?
高山紗代子
春香ちゃん、久しぶりだね。元気にしてた?
天海春香
…紗代子…ちゃん?
高山紗代子
どうしたの?何だか元気がないね。
天海春香
……うん。私ね、患者さんから笑顔を奪っちゃったの。
天海春香
私が杏奈ちゃんをきちんと見てなかったから…気付いてあげられなかったから…。
高山紗代子
あはは。春香ちゃんって嘘が下手だよね。
天海春香
えっ…?
高山紗代子
気付いてなかったなんて嘘。春香ちゃん、杏奈ちゃんが笑っていないってわかっていたよね?
高山紗代子
だから、北沢先生の患者さんの笑顔が羨ましかった…違う?
天海春香
……そう、だね。本当はわかっていたの。
天海春香
だけど、私は私のやり方を信じていたから…目を背けてしまった。
高山紗代子
春香ちゃん。春香ちゃんが本当にやりたかったことって何?
天海春香
私は…患者さんに課金をやめさせたい…。
天海春香
…ううん、違う。私は患者さんやその周りの人に笑顔でいてほしい。
天海春香
課金をやめさせるのは、そのための手段であって、目的じゃない。
高山紗代子
それなら…他にも方法はあるよね。北沢先生みたいな、微課金を目指すやり方もそう。
高山紗代子
別の方法…春香ちゃんにも、何か心当たりがあるんじゃないかな?
天海春香
……ある。だけど、それはとっても難しいよ?課金をやめさせる以上に。
高山紗代子
春香ちゃんならできるよ。私の知っている春香ちゃんは、患者さんのために何でもできる人だもん。
天海春香
ッ!!……そうか……そうだね。何だってやってみせる。それが私、天海春香だもんね。
天海春香
私、やってみるよ!それが例えどんなに困難な道でも、諦めずに進んでみる!
高山紗代子
やっと笑ってくれたね。それでこそ春香ちゃんだよ。
高山紗代子
それじゃあ私、もう時間だからそろそろ行くね。久しぶりに話せて楽しかったよ。
天海春香
えっ、待って!紗代子ちゃん!私、紗代子ちゃんにまだ言いたいことが…!
高山紗代子
ごめんね。…あ、それとね。私がゲームに招待した時、春香ちゃん、結局は始めなかったよね。
高山紗代子
あの時ね…本当は私、春香ちゃんと一緒に遊びたかったから、ちょっと残念だったんだ。
高山紗代子
いつか….一緒にソーシャルゲーム、できるといいな…。
天海春香
待って!紗代子ちゃん!待って!
天海春香
……………。
天海春香
はっ!?……ああ、夢、覚めちゃったんだ…。
天海春香
……紗代子ちゃん、ありがとう。私、絶対にやり遂げるから。
天海春香
だから…またいつか、会おうね。
(台詞数: 35)