永吉昴
「私は○月×日勝手に他人のおやつを食べてしまい迷惑をかけてしまいました…」書いたぜ。
高山紗代子
どれどれ…駄目、ここ字が間違ってる。あとこの文章もヘンよ、書き直し。
永吉昴
何回反省文書かせたら気が済むんだよ!?もういいだろ、鯛焼きは弁償するから。
高山紗代子
弁償すればいいってワケじゃないわ。規律を乱して勝手気儘に振る舞ったその行為が問題なの。
佐竹美奈子
紗代子ちゃん、もうその辺で勘弁してあげなよ。昴ちゃんも反省してるんだから。
高山紗代子
美奈子さんまでそんな事言うだなんて。これはもっと徹底する必要がありますね。
高山紗代子
よし!決めた、事務所の行動規則を考えてきます。昴ちゃん、戻るまでに反省文書いておくのよ?
佐竹美奈子
…大丈夫?
永吉昴
う、うん。紗代子のやつ、どうしちゃったんだろうな。急にあんな事。
佐竹美奈子
き、きっと何か嫌な事でもあったんだよ、それでつい八つ当たりみたいになっちゃったとか…
永吉昴
はあ。やっぱり、オレが女の子っぽくなくてガサツなのが悪いんだろうな…
佐竹美奈子
違うってば。あれはいくら何でも紗代子ちゃんがおかしいんだから…
永吉昴
…そうだよ、おかしいんだ。オレは女の子らしくなる為にアイドルになったんだから。
永吉昴
もっともっと女の子っぽく振る舞わないと。そうすれば紗代子だってあんな事言わないよな。だろ?
佐竹美奈子
えっ?ま、まあそれはそうかもしれないけど。でも今そういうのは関係ないんじゃ。
永吉昴
うん。そもそも自分の事オレ、なんて言うのおかしいな。やっぱり私って言わなきゃ。
永吉昴
いや、それよりここは思い切って昴、なんて呼ぶのもいいかな。うん、やってみよっと。
佐竹美奈子
す、昴ちゃん?
永吉昴
「プロデューサー!昴、もっとも~っと頑張って、カワイイアイドルになるね☆」
永吉昴
おお、いけんじゃん…じゃない、いいんじゃない。うん、これで行こう。
永吉昴
よーし!そうと決まったら女の子っぽい格好もしなきゃ。よし、服買いに行こう!
佐竹美奈子
昴ちゃん?ちょっと待ってよ、急にどうしたの…行っちゃった。
佐竹美奈子
はあ。何なんだろ今日は。紗代子ちゃんといい昴ちゃんといい。いきなり変な事し始めて。
佐竹美奈子
…そっか。皆、お腹が減ってるんだ。それでイライラしてるんだね?
佐竹美奈子
なーんだそっかあ。それならそうと言ってくれれば良かったのに。
佐竹美奈子
ここは佐竹料理長の腕の見せ所だね。うんと美味しい物作らなくっちゃ。
佐竹美奈子
じゃあ早速…駄目だ、冷蔵庫ロクな物入ってないや、これじゃ皆の空腹を満たせないよ。
佐竹美奈子
…悩むことないか。材料が無いなら買ってくれば済む話だもんね。
佐竹美奈子
よーし!そうと決まれば行動あるのみ。何がいるかな、これと、それからあれとこれと…
高山紗代子
戻ったわ。昴ちゃん反省文書けた…ってあれれ?昴ちゃんも美奈子さんもいないや。
高山紗代子
…もう。美奈子さんまで自分勝手な事ばかりして。もう怒ったわ、許さないからね?
永吉昴
おお。いいなあ、こういうのでいいんだよ。こっちも試着してみようかな。
永吉昴
すみません、これの色違いは…え?はい、私、永吉昴ですけど。
永吉昴
ファン?きゃーありがと、昴すっごく嬉しい!えへへ、これからも昴の事応援してね☆
永吉昴
あ、あれれ?どうしたのかなあの人、なんか反応が変だったけど。
永吉昴
女の子っぽさが足りなかったのかな。もっと気を付けないと。昴、頑張らなきゃ!
佐竹美奈子
すみません、ここからここまで全部下さい…大丈夫です、リヤカー持って来てますから!
佐竹美奈子
それからこっちの棚にあるやつもぜ~んぶ。ふふ、腕が鳴るなあ、楽しみだね!
高山紗代子
逃がさないわよ2人とも。必ず捕まえて、徹底的に反省させるからね?
(台詞数: 39)