黒井社長
P:なー美奈子…
佐竹美奈子
なんですか?
黒井社長
P:お前さ…デストル側で来シーズンのアイドルヒーローズ出てみる気はないか?
佐竹美奈子
デストル側で…?肉包丁でも振り回すんですか?
黒井社長
P:いやそれは千鶴さんのほうが…じゃなくて
黒井社長
P:偶然早起きして見てた戦隊物にな、なんか美奈子のお気に入りになりそうな怪人が出ててな…
佐竹美奈子
んん?もしや…
黒井社長
P:カロリー千倍のスペシャルメニューで人々を太らせるっていう怪人が…
佐竹美奈子
あー!やっぱりー!
黒井社長
P:なんだ、見てたのか?
佐竹美奈子
はい!弟が戦隊物好きなので、毎週一緒に見ることがあるんですよー!
黒井社長
P:そっか…じゃ話が早い。
黒井社長
P:その怪人の影響を受けて、美奈子には、こういう怪人を演じてもらいたいって考えてるんだ。
黒井社長
P:カロリー満点の料理で人々を太らせる中華の料理人風の怪人さ!どうだ?
佐竹美奈子
カロリー満点で…太らせる…?(ホワホワホワーン…)
佐竹美奈子
『わっほ~い!スーパーカロリー特大肉まんですよー!それー!(ブンッ』
矢吹可奈
『うわあっ!?むぐぐっ…ゴクンッ』
矢吹可奈
『…!?美味しい…!?すごく美味しいですー!!』
矢吹可奈
『(ボムンッ)はれっ!?か、体がまん丸になっちゃいましたー!?(野太い声)』
佐竹美奈子
『わっほーい!この調子でどんどん太らせていくぞー!』
矢吹可奈
『ひぃ~!苦しいし起き上がれないよ~!誰か助けてください~!(ゴロンゴロン』
佐竹美奈子
(ホワホワホワーン…)な、なかなかいいかも…でも…
佐竹美奈子
ごめんなさい!折角提案してもらってんですけど…その役はお断りします!
黒井社長
P:え!?なんで?
佐竹美奈子
私…カロリーが敵サイドっていうのがどうしても納得いかなくて…!
佐竹美奈子
だって…カロリーでみんなが苦しむより、幸せになったほうがいいじゃないですか?
佐竹美奈子
私にとってのカロリーは、正義ですから!
黒井社長
P:…美奈子らしい考えだな。分かった、この話は無しにしとくよ。
佐竹美奈子
すみません本当に…
黒井社長
P:いやいや、そういう考えもアリなんだなぁって、俺も気づかされたよ
佐竹美奈子
じゃあ代わりといってはなんですが、プロデューサーさんのために特大肉まん、作ってきまーす!
黒井社長
P:え!?おい、美奈子!いいよ!そんなことしなくっても!おい、ちょっと!おーい!
佐竹美奈子
わっほーい!
黒井社長
P:行っちまった…
黒井社長
P:………
黒井社長
P:カロリーが正義ってのも考え物かもな…
(台詞数: 36)