豊川風花
ねえコブンちゃん、こっち来ない?ほら、お背中キレイキレイしましょうよ、ね?
音無小鳥
はあ、弱ったなあ。
佐竹美奈子
お疲れ様です。あれ、何やってるんですか…
佐竹美奈子
うわ~、かっわいい!コブンちゃん小鳥さんの膝の上でねんねしてる。
音無小鳥
仕事してたら急に膝の上に来たのよ。で、そのまま寝ちゃって。
佐竹美奈子
可愛いじゃないですか。ケータイケータイ、写メ撮っていいですか?
豊川風花
ずるいですよ小鳥さん。コブンちゃん、私に抱っこなんてさせた事無いのに。
音無小鳥
そういうなら変わって下さいよ、これじゃ仕事にならないですし…
佐竹美奈子
とか何とか言っちゃって。ずっと撫で撫でしてあげてるじゃないですか。
豊川風花
そんな贅沢言ったらバチが当たりますよ、なかなか触らせない子なのに。
音無小鳥
仕方ないでしょう、撫でてないと不機嫌に唸るんですから。
豊川風花
はあ、いいなあ。どうして私じゃなくて小鳥さんなのかしら。
佐竹美奈子
…ふうむ、なるほどなるほど。閃きましたよ。
音無小鳥
何が?
佐竹美奈子
猫は居心地の良い場所を探すのが上手いんです。つまり…
佐竹美奈子
風花さんよりも小鳥さんの膝の方が居心地が良いんですよ!
音無小鳥
いや、そんな力説するほどの事でも無いと思うわよ?
豊川風花
うう、そんな。確かに脚には自信無いけど、水着でも問題無いよう気を付けていたのに。
音無小鳥
真面目に取らないで下さいよ、たまたまですって。
豊川風花
いいえ。美奈子ちゃんの言う通りですよ、猫は気に入った場所で寝たがるものなんです。
佐竹美奈子
ふっふ~ん。何故風花さんが小鳥さんに負けたか、私にはその理由も分かってますよ?
音無小鳥
勝ち負けを競うものじゃないでしょ…
佐竹美奈子
小鳥さんは普段からプロデューサーさんに膝枕してあげている。つまり、経験値の差です!
音無小鳥
ちょっと!何で知ってるの、じゃなくて。そんな事関係ないでしょ!?
豊川風花
…いいえ、分からなくはありません。その膝は普段から重たい物を載せ慣れているからなのかも。
音無小鳥
落ち着いて下さいよ、何言ってるんですか!?
豊川風花
どうしよう。だからと言って、まさか膝枕をプロデューサーさんにする訳にもいかないし。
豊川風花
…そうだわ。ねえ、美奈子ちゃん。
佐竹美奈子
えっ?い、いいですよ。遠慮します…
豊川風花
あら。こういうのは言い出しっぺが協力してくれるものよ。私達は仲間でしょう?
佐竹美奈子
い、いやでもそんな。恥ずかしいですし。
豊川風花
遠慮する事無いわよ、女同士じゃない。さ、いらっしゃいな?
音無小鳥
(…何これ?)
豊川風花
…あ、お疲れ様ですプロデューサーさん。え?いえ、ちょっとしたレッスンのような物ですよ。
佐竹美奈子
うひゃあ。下から見上げるとすご…
音無小鳥
すみませんプロデューサーさん、今ちょっと動けなくて。珈琲は自分でお願いします。
音無小鳥
あそこは何やってるか?まあ、話せば馬鹿馬鹿しい事なんですけど…
豊川風花
どうかしら美奈子ちゃん。これならコブンちゃんも気に入ってくれるわよね?
佐竹美奈子
さ、さあ?子猫の事はあんまり詳しく知らないものですから。うわ、上が見えない…
音無小鳥
はあ。コブンちゃんも罪作りよねえ…
(台詞数: 40)