高山紗代子
だから、次にくるのはメロンパンの皮だと思うんだよね
佐竹美奈子
いや、次こそはラングドシャだよ!あれはなかなかどうして良いものです!
高山紗代子
いやいや、その裏をかいてシュークリーム生地という可能性も……
七尾百合子
あ、あのー。二人とも何の話をしてるんですか?
高山紗代子
もちろん鯛焼きの生地についてだよ♪
佐竹美奈子
今年の夏休みの自由研究の課題にするんだよね
高山紗代子
むしろ企業に売り出します
佐竹美奈子
百合子ちゃんは自由研究何にするの?やっぱり読書感想文?
七尾百合子
私のは……読書妄想文です!!
高山紗代子
妄想!!
七尾百合子
まぁ私レベルになれば本の表紙を見ただけで課題は終わったようなものですね
高山紗代子
せめて読みませんかねぇ!?
七尾百合子
ところで美奈子ちゃんは自由研究の課題――
高山紗代子
百合子ちゃん!!
七尾百合子
ど、どうかしましたか!?
高山紗代子
その話題、ダメ、絶対
七尾百合子
え、な、なんでです……
七尾百合子
ってしまったぁぁぁ!!
佐竹美奈子
そんなの決まってるじゃないですか!
佐竹美奈子
もちろんお二人の胃袋の限界値を調べ――
高山紗代子
それ以上は言わないで!!
佐竹美奈子
(もちろんお二人の胃袋の限界値を調べるんですよ)
七尾百合子
(こいつ、腸内に直接っ!!)
高山紗代子
(腸内!?)
高山紗代子
(それじゃあ避けようがないじゃないですか!!)
七尾百合子
(落ち着けば大丈夫!まだどこの腸か決まったわけじゃないですから!)
高山紗代子
(それ余計ダメですよねぇ!!)
七尾百合子
(くっ、小腸が突破された!大腸は一体何をしていたというの!)
高山紗代子
(まったく意味がわかりません)
七尾百合子
――というお話の本が一冊書けそうなので、私はこれから執筆活動に入ります。では
高山紗代子
そんな本誰も読まないよ!?
佐竹美奈子
行っちゃいましたね……
高山紗代子
本当に書く気なのかな
佐竹美奈子
それでは仕方ないので、紗代子ちゃん一人の限界値を調べるしかないですね!!
高山紗代子
まさか、百合子ちゃん逃げて――
高山紗代子
っていやあああああっ!!
高山紗代子
(あ、腸内に直接きた)
(台詞数: 37)