獅子ノ革 厚。Pとしての苦悩・・・
BGM
Shooting Stars
脚本家
なばかり長介
投稿日時
2016-06-21 23:43:08

脚本家コメント
久しぶりの『新人P、獅子ノ革 厚(ししのかわ あつし)シリーズ』
酔った勢いでドラマを書く物じゃないな・・・

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高木社長
では、音無くん。よろしく頼むよ
音無小鳥
了解しました。社長
佐竹美奈子
獅子P「待ってください!」
音無小鳥
し、獅子ノ革さん?!
高木社長
どうしたんだね?
佐竹美奈子
獅子P「私はこのオファー、やはり反対です」
高木社長
まったく・・・。君もしつこい男だ。先方がこのメンバーでとたっての希望だ
高木社長
企業として、我々はそれに応ずるべきだろう
佐竹美奈子
獅子P「ですが?!」
高木社長
アイドルに仕事を与え、やり遂げさせる。それが君の仕事ではないのかね?
佐竹美奈子
獅子P「いいえ、違います」
高木社長
なんだと?
佐竹美奈子
獅子P「私の・・・。プロデューサーの仕事は、アイドルを輝かせることです」
佐竹美奈子
獅子P「こんな・・・、こんなアイドルを『商品』のように扱うようなことは、納得できません!」
高木社長
・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど
高木社長
確かに君の言うとおりだ
音無小鳥
社長・・・
高木社長
だがね君。忘れたわけではあるまい?
高木社長
確かにアイドル諸君は『商品』ではない
高木社長
だが、我々は『商売人』なのだよ
高木社長
だが、我々は『商売人』なのだよ。無論、君も含めてね
佐竹美奈子
獅子P「・・・・・・・・」
高木社長
君の理想にケチをつけるつもりはない。だが、彼女達を守り抜く為にもウチは絶対に潰れてはならん
高木社長
ビジネスとしてのルールを破るわけにはいかんのだ。例え、己の信念を曲げることになっても・・・
高木社長
納得がいかなければそれはそれでかまわん
高木社長
野々原くんには私から話そう
佐竹美奈子
獅子P「いいえ・・・。私から伝えます・・・」
高木社長
・・・よろしく頼むよ
佐竹美奈子
獅子P(ケータイトリダシポパピプペ)
佐竹美奈子
獅子P「野々原さん。お疲れ様です、獅子ノ革です・・・」
佐竹美奈子
獅子P「次のお仕事が決まりました」
佐竹美奈子
獅子P「『スゴナビ!どこでも行けちゃう車旅!』です」
佐竹美奈子
獅子P「レギュラーメンバーは、野々原さん、三浦さん、北上さん、宮尾さんです・・・」
佐竹美奈子
獅子P「申し訳ありません。既に決定事項ですので・・・。スケジュールはまた後程」
佐竹美奈子
獅子P「失礼します・・・」
音無小鳥
『電話を終えた獅子ノ革さんを見て、私と社長は黙って部屋を出た』
音無小鳥
『ドアを閉めた後に聞こえた、悔しげに机を叩く音に気づかぬフリをして・・・』
佐竹美奈子
~おしまい~

(台詞数: 38)