佐竹美奈子
～深夜皆が寝静まった頃～
佐竹美奈子
(……スウッ)わっほーい♪
佐竹美奈子
自ら標的になるなんて、バカな会社だね～♪
佐竹美奈子
さぁて、薬の場所は……
七尾百合子
いらっしゃいませ～!
佐竹美奈子
……へ?
高山紗代子
なるほど、あなただったのね……
佐竹美奈子
……何でマイティセーラーとダークセーラーがここに……
高山紗代子
今の私はルナセーラーよ。
七尾百合子
罠を張らせてもらいました♪大々的に報道すれば、まずはそこを叩いて来るだろうって。
佐竹美奈子
……あの馬鹿、まんまと嵌められたわけね。これはもう帰ったら強制5人前だわ。
七尾百合子
……逆にマンプークはどうやってここに……
佐竹美奈子
あれ、忘れた?私のフルネーム、マンプーク“霊王”なんだけど。
七尾百合子
……まさか。
佐竹美奈子
そう、私は自分の体の実体と霊体を自由に切り替えられるのよ♪
佐竹美奈子
手にモノを持った状態でならモノもろとも霊体に出来るから。
佐竹美奈子
私の霊体は映像には映らないしね。後はカメラのない場所で実体化して爆薬を置くだけ♪
高山紗代子
……どうしてこんな事をするの!
佐竹美奈子
どうして?そんなの決まってるじゃない。
佐竹美奈子
ダイエット用の薬なんてモノがあるから、皆痩せようとしてご飯を少量しか食べなくなる……
佐竹美奈子
そんな薬、この世に要らないのよ!
七尾百合子
そんなことない!肥満が原因で病気になる人だっているんだから!
高山紗代子
……ダメよマイティ。こと“食べる、食べさせる”に関しては、この人は他人の話を聞かないわ。
佐竹美奈子
流石元ダークセーラー、分かってるじゃない。(ゆらぁ……)
佐竹美奈子
こうなりゃここの施設だけでも完全破壊してやる!
七尾百合子
そんなことさせない!
佐竹美奈子
あなた達に止められる?(スゥッ)
七尾百合子
しまっ……見えなくなった。
佐竹美奈子
やあっ!(ブンッ!)
七尾百合子
(バキッ!)きゃあ!
佐竹美奈子
次!
高山紗代子
(ドゴッ!)ウグッ!
佐竹美奈子
わっほーい♪
七尾百合子
(ビシッ!)あうっ!
佐竹美奈子
わっほっほーい♪
高山紗代子
……あぁ……(ドサッ)
七尾百合子
ハァ、ハァ……見えない相手とどうやって戦えば良いの?
高山紗代子
自分の意思で切り替えられるなら、切り替えを忘れる位の衝撃を与えてやれば良いかも。でも……
佐竹美奈子
触れなきゃ何も出来ないもんね♪さぁて止めを＼待ちなさい、マンプーク/
佐竹美奈子
え?
七尾百合子
え……
七尾百合子
お姉……
七尾百合子
お姉……博士!来ちゃダメ!
(台詞数: 43)