初恋 ~三章 幸せの紅葉~
BGM
fruity love
脚本家
ちゃん@春の日
投稿日時
2016-01-31 02:42:02

脚本家コメント
初恋 ~三章 幸せの紅葉~ 美奈子ver
お待たせしました
いよいよ、折り返しって感じでしょうか。
楽しんでいただけてますか?
次回【初恋 ~四章 運命のイヴ~】に続く。
よければ一章から続けて読んでもらえたらうれしいです。
五輪予選決勝見ていたらこんな時間に!。。。
手倉森JAPANアジアチャンピオンおめでとう!

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佐竹美奈子
私は、貴方と手を繋いで歩いている。
佐竹美奈子
入学式の時には、まだ、真っ白だった私のキャンパスノートは…
佐竹美奈子
今はもう、すっかり桜色に染まってる。
佐竹美奈子
今日も、明日も、明後日も、貴方と一緒にいたいな。
佐竹美奈子
_「カレンダーの日付が赤い日にはふたりでどこかへ出かけよう」
佐竹美奈子
夏休みが終わる頃に、そう約束したよね。
佐竹美奈子
貴方と初めてのゆびきりは、なんだか少し照れ臭かったな。
佐竹美奈子
そんな私は、貴方の初めての恋人。
佐竹美奈子
毎日学校で会えるけど、授業だけじゃつまらないよね。
佐竹美奈子
特別な私を、もっと貴方に教えたいよ。
佐竹美奈子
特別な貴方を、もっと私は知りたいの。
佐竹美奈子
今日は日曜日。
佐竹美奈子
毎日貴方に会えるなんて、わっほ~い♪、私はすっごく幸せだよ。
佐竹美奈子
舞ってゆく紅葉を眺めながら…。
佐竹美奈子
私は一人、待ち合わせ場所で貴方を待つの。
佐竹美奈子
ここは、私と貴方の想い出の分かれ道。
佐竹美奈子
あの夏の日を思い出すと、不思議と頬が赤く染まる。
佐竹美奈子
ううん、不思議じゃないよね。この意味を私は知っている。
佐竹美奈子
今日はね、新調した服を着てきたの。
佐竹美奈子
何だって初めは貴方に見せたいから…。
佐竹美奈子
でもちょっと、不安かな…
佐竹美奈子
似合ってなかったら、貴方の趣味じゃなかったらどうしようって…。
佐竹美奈子
不意に、貴方に後ろから「似合うよ」って声をかけられて…
佐竹美奈子
ちょっと恥ずかしくなって、振り返った時、どんな顔をすればいいかわからなくなった。
佐竹美奈子
でも、貴方はいつもみたいに優しく微笑んでから、そっと、手を差し出してくれた。
佐竹美奈子
ギュッと握ったよ。
佐竹美奈子
私の熱伝わるといいな。
佐竹美奈子
手を取り合って歩き出そうとした、その時に、急に吹く冷たい木枯らし。
佐竹美奈子
ちょっと、薄着すぎちゃったかな…。
佐竹美奈子
上に羽織るもの、持って来ればよかったかな…。
佐竹美奈子
_「大丈夫、僕がいるからさ」
佐竹美奈子
そう言って、震える私の体を抱きしめてくれた。
佐竹美奈子
「きゃっ」
佐竹美奈子
_「ごめん、いやだった?」
佐竹美奈子
いきなりで、少しびっくりしたけど…。
佐竹美奈子
「ううん、暫くこのままがいいな」
佐竹美奈子
貴方は優しくて、暖かくて…
佐竹美奈子
貴方が私を想う気持ち。
佐竹美奈子
私が貴方を想う気持ち。
佐竹美奈子
その二つが絡み合って、私の体中に響いてく…。
佐竹美奈子
離さないで。
佐竹美奈子
願わくば、ずっと、このままがいいな。
佐竹美奈子
このまま、ずっと時が止まればいいなって思いました。
佐竹美奈子
貴方は、どう思ってるのかな?。
佐竹美奈子
そんな二人の、幸せな時間。
佐竹美奈子
そんな二人の、初めての純愛。
佐竹美奈子
そんな二人は、初めての両想い。

(台詞数: 47)