黒井社長
この私を知らないとは言わせんぞ。貴様らこそ何の用でここまで来たのだ?
天海春香
あ、箱崎さんですか?私達、児童相談所の者ですがお宅がお嬢さんを監禁してると聞きまして…
黒井社長
嘘を付くな!貴様らがハルショッカー天界支部だと言うことは知っている!
野々原茜
おやおや、茜ちゃん達も有名になったもんだね。
黒井社長
「天界の汚物」とか「独立愚連隊」とか呼ばれているならず者の集団だそうだな。
野々原茜
うわぉ、そんな事まで知ってるんだ。もしかして茜ちゃん達、チョー有名人?
天海春香
茜ちゃん…そこは喜ぶところじゃ無いんじゃない?
天海春香
で、なんで星梨花ちゃんを監禁してるの?
天海春香
あんたが親バカ、いやバカ親なのは星梨花ちゃんを見てれば分かるけど…
天海春香
それでも監禁してまで手元に置こうとはしてなかったでしょ?
野々原茜
あ、確かに。天使協会に見習いとして働かせてたんだもんね。いろいろ無理な条件を出してたけど。
黒井社長
…私とて自分が一人娘の星梨花を溺愛し甘やかせ過ぎてる事の自覚はあった。
黒井社長
だからこそ社会勉強として天使協会で働かせたのだ。
黒井社長
ところがあの朋花とか言う奴が勝手に貴様ら天界支部に転籍させおったのだ!
天海春香
まぁ、朋花ちゃんも星梨花ちゃんの無能ぶりに手を焼いてたみたいだし…
野々原茜
だからウチに押し付けたんだよね。
黒井社長
まぁ、例え悪の組織だろうとあの子にとって得る物もあるだろうと黙認はしたがな。
黒井社長
結果として広報担当として天界中を巡り見聞を広められたようだしな。
天海春香
そうそう。私はそれを狙って星梨花ちゃんを広報にしたんだよ。
野々原茜
あれ?厄介払いじゃなかったっけ?
天海春香
茜ちゃん、シー!
黒井社長
だがそこで予想外な事が起きた!下界に落下して行方不明になったのだ‼︎
天海春香
あぁ、あれはこっちも予想外だったよ。
黒井社長
手を尽くしてなんとか居場所を見つけてみたら…なんとハルショッカー本部にいたではないか!
天海春香
うん、それも予想外だったよ。まさか本部にいたとはね〜。
黒井社長
本部では失敗しながらもうどん屋で働いていたそうだな。
黒井社長
食いしん坊のあの子が…人のモノに手を出さずによく頑張ったものだ。
野々原茜
感心するところ、そこ?
黒井社長
そして恐山から天界に戻って来てた。以前に比べて遥かに成長してな。
天海春香
それもこれも私が広報として旅に出したおかげね。
野々原茜
ただの結果オーライだよね?
黒井社長
私としてもそれは喜ばしい事だった。もうこのまま天界支部に任せてもいいかな?と思うくらいに。
天海春香
そう思ったのなら何故こんな事をしたの?
黒井社長
…あんな輩がまさか星梨花の近くにいるとは思わなかったのだ。
野々原茜
あんな輩?
黒井社長
三途の川の近くで星梨花と一緒にいるところを見たのだ。
天海春香
はて、三途の川?
黒井社長
あんな輩と一緒にいては星梨花にどんな悪影響を及ぼすか分からん。だから…
野々原茜
誰だろ?天界支部にはまともな人しかいないはずだけど…
天海春香
ちょいちょい、そこに茜ちゃんは含まれてる?
黒井社長
知らんのか?同じハルショッカーの仲間だろう。
天海春香
えーと…
黒井社長
最近は競艇などにも入り浸っているそうじゃないか。
野々原茜
競艇?それってまさか…
天海春香
将軍かよォォォォォォォォォォ‼︎
(台詞数: 45)