高山紗代子
さ、次の良い子のおうちに着きましたよ!
高山紗代子
ご両親が来られる前にプレゼントを枕元に置きましょう!
百瀬莉緒
ちょっと待って
高山紗代子
どうかしたんですか?
百瀬莉緒
この子の顔をよく見てごらんなさい……
高山紗代子
え、何かついてるんですか?
高山紗代子
う~ん、可愛らしい寝顔だね♪
百瀬莉緒
――そう。可愛らしいの
高山紗代子
え、あ、はい
百瀬莉緒
この子、きっと将来イケメンになるわ
高山紗代子
知らないですよ!!
百瀬莉緒
今のうちから唾付けとかないといけないわね……
高山紗代子
あぶなっ!!本当に垂らさないでください、この子が起きちゃいますよ!!
百瀬莉緒
ナイスキャッチね……
百瀬莉緒
でも想像してごらんなさい。この子がこっちを見上げて
百瀬莉緒
お姉ちゃん……怖くて一人で眠れないの……
百瀬莉緒
って言ってきたらどうするつもりなの!!一緒に添い寝するつもりなんでしょ!!
高山紗代子
なんで怒られてるの!?
百瀬莉緒
この子が少しずつ自分好みに育っていくのを想像するだけで飲めるわね
高山紗代子
光源氏計画する気だこの人!!
佐竹美奈子
――それです!!
高山紗代子
あ、こっちが反応しちゃった
佐竹美奈子
今からいっぱい食べさせればわんぱく横綱くらいには……
高山紗代子
あれ相当強いからね
高山紗代子
二人ともちゃんと仕事をしてください……サンタを何だと思ってるんですか!
高山紗代子
良い子にプレゼントをするんですよ!
佐竹美奈子
カキカキ
佐竹美奈子
あ、こんなところにこの子のほしいものリストが!!
佐竹美奈子
なになに……カツ丼と親子丼ですか。仕方ないですねぇ♪
高山紗代子
今自分で書いてたよね!!
百瀬莉緒
そのダミーよ。本物はこっちね
百瀬莉緒
えっと……大人の女性が欲しい、ね。ふふっ♪良いこと言うじゃない
高山紗代子
ダミーって何!?
高山紗代子
本当はこっちですね……
高山紗代子
ふむふむ。タイヤキ――か
百瀬莉緒
タイヤキ――か。じゃないわよ、完全に書いてたじゃない
佐竹美奈子
仕方ありません。こうなったら全部置いて行きましょう
百瀬莉緒
そうね、そうしましょう
高山紗代子
結局この子太るよね!?
佐竹美奈子
ほら、早くしないと……クリスマスの夜は短いんですよ!
高山紗代子
あ、う、うん。ちょっとこの子の将来が心配だけど……
高山紗代子
じゃあ莉緒さん、あとよろしくお願いします
百瀬莉緒
――え?
高山紗代子
大人の女性ですから♪
百瀬莉緒
いや、ちょ、ちょっと私を置いて行かないで~っ!!
佐竹美奈子
さぁ、良い子のみんなにどんどんカロリーを届けますよ♪
高山紗代子
やめてあげてぇぇっ!!
(台詞数: 47)