高坂海美
……もう、美奈子ちゃん結構しぶといなあ。
高坂海美
私だって食べるのは好きだけど、体が動かなくなるほど食べるつもりはないよ。
佐竹美奈子
そんなこと言わないでよ!海美ちゃんの食べてる姿、幸せそうで素敵だよ。
高坂海美
論点ずらさないでよ。とにかく、今日のお昼の摂取カロリーは満たしたから、これ以上は食べない!
高坂海美
というわけで……ロードに出るから、じゃあね!
佐竹美奈子
海美ちゃん、この前のサイクルレースのことを忘れちゃった?
佐竹美奈子
私だって、いつも出前で鍛えてるから。自転車はそれなりに自信があるんだから。
高坂海美
……そういえば、そんなこともあったっけ。
佐竹美奈子
だいたい、海美ちゃんが最終的に行く場所も、自宅か劇場くらいでしょ?
佐竹美奈子
いつまでも走り続けることなんて出来ないんだから。この競走、最後に勝つのは私だよ。
高坂海美
……
高坂海美
……美奈子ちゃん。私が何の考えも無く、自転車で走ってるって考えてる?
高坂海美
自転車に自信があっても、私のペースに合わせてたら絶対に疲れ果てるよ。
高坂海美
フラフラになってから料理なんて出来ないでしょ?追い付いたってこれ以上食べさせられないよ。
高坂海美
だいたい、こうやって自転車を走らせてる間、美奈子ちゃんは貴重な調理時間を失ってるのだ!
高坂海美
自転車追いかけっこの試合に負けても、私の消費カロリーの点も含めて、『勝負』には勝つよ!
佐竹美奈子
……
佐竹美奈子
海美ちゃん、甘いなあ。私が何の考えも無しに自転車に乗ってると思ってる?一旦追い越すよ。
高坂海美
私を追い越して、どうするつもり?マキビシでも撒くの?
高坂海美
?美奈子ちゃんの自転車の荷台が……
佐竹美奈子
タイヤの回転をエネルギーに転換して、麺をうつ機械が載せてあるんだよ。
佐竹美奈子
あと、受ける風を転換してミンチをこねる機械と、振動で動くアイスクリームメイカーも。
佐竹美奈子
私がこの自転車で走る限り、カロリーも生産されてるんだから。カロリー赤字なんて認めないよ。
高坂海美
……
高坂海美
なんかもう、いろいろ疲れた気がする。美奈子ちゃん、とりあえずアイス食べていいかな。
(台詞数: 25)