佐竹美奈子
…明日はPさんとお出掛けの日、友達に電話をしたら、それってデートじゃんって言われました
佐竹美奈子
デートなのかな…でもPさんは私にお礼をしてくれるだけだし…デートな訳…
佐竹美奈子
でもデートだったら…わっほ~い♪
佐竹美奈子
私は淡い期待を抱きつつ、明日は何を着ていこうかとか、何を作るかで悩んで寝付けなかった
佐竹美奈子
~翌日~
佐竹美奈子
…私は今Pさんと都内某所の公園にいる
佐竹美奈子
Pさんそろそろお昼を食べましょう!
佐竹美奈子
…私は大量に作ってきたお弁当をその場に並べた…ドンッ!
佐竹美奈子
P「そうだな!腹ペコだしな、それにしても今日はいつもに増して多いな(汗)」
佐竹美奈子
だ、だめでした?
佐竹美奈子
P「そんなことはない!こんなに作ってきてくれて嬉しいよ!でも今日は俺も作ってきたんだ」
佐竹美奈子
Pさんがお弁当を作ってきてくれたんですか?
佐竹美奈子
P「少しだけだけどな、食べてみてくれないか?」
佐竹美奈子
…Pさんはそう言うと小さなお弁当箱を取り出して開けてくれた、少し見た目は残念だけど…
佐竹美奈子
わっほ~い♪、いただきます…パクッ
佐竹美奈子
…Pさんの手料理は見た目に反しておいしかった、きっと一生懸命練習もして作ってくれたのかな
佐竹美奈子
P「やっぱ…だめだよな、今すぐ片付けry…」
佐竹美奈子
そんなことありません!とってもおいしいですよ、Pさん!
佐竹美奈子
P「そ、そうか?実は美奈子の事を考えながら作ったんだ」
佐竹美奈子
P「今までの感謝の気持ちを込めて作ったんだけど気持ちをだけで味が良くなる訳無いよな…」
佐竹美奈子
Pさん、私嬉しいです!その…Pさんの気持ちがとっても伝わってきて
佐竹美奈子
あの…私のお弁当も食べましょう!
佐竹美奈子
…私とPさんは暫く他愛のない会話をしながら、私達のお弁当をつつきあった
佐竹美奈子
…その後は暫く街を散策したり、ゲームセンターで格闘ゲームをしたり充実した時間を過ごした
佐竹美奈子
Pさん、今日はとっても楽しかったです!一緒にお昼も食べれたし!ありがとうございました
佐竹美奈子
P「あのな、美奈子、本当にお礼を言わなくちゃいけないのは俺の方なんだ」
佐竹美奈子
はい?
佐竹美奈子
P「たぶん、あのまま仕事の忙しさにかまけて無理した生活を送っていたら、倒れてたと思う」
佐竹美奈子
P「もしかしたら、ここにいなかったかもしれない」
佐竹美奈子
P「そんな無理をしている俺に気付いて世話を焼いてくれたのは年下の美奈子だった」
佐竹美奈子
P「みんなの面倒をみるのが俺の仕事なのに、これじゃあ本末転倒だよな…トホホ」
佐竹美奈子
P「美奈子の料理が、お弁当が、気持ちが俺を元気にしてくれた」
佐竹美奈子
P「それで俺はここにいる、正直すごく幸せな事なんだと思う、それにこの間気付いたんだ」
佐竹美奈子
P「俺は美奈子の事が好きだ!面倒見がよくて、家庭的で、なにより笑顔でいる美奈子が好きだ」
佐竹美奈子
…すごく嬉しかったのに、私は気持ちとは反対の言葉を反射的に答えていた
佐竹美奈子
ごめんなさい!!
佐竹美奈子
…私はこの前みたいにPさんに背を向けて走っていた、でもPさんは私を追いかけてこなかった
佐竹美奈子
…私、何してるんだろう、私もPさんが好き、でも私はアイドルで、PさんはみんなのPさんで…
佐竹美奈子
だから…だから、みんなからPさんを奪うことなんてできないっ!
佐竹美奈子
この日を境に私がPさんにお弁当を作る事はなくなった
(台詞数: 40)