ある気怠い昼下がりに(官能小説風ドラマ)
BGM
TOWN_RMX
脚本家
笹がきゴボウ
投稿日時
2014-06-08 00:10:08

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佐竹美奈子
長い間、私達は見つめ合っていた様な気がする。
佐竹美奈子
まだお互いに触れ合ってもいないのにプロデューサーさんの額にはうっすら汗が浮かんでいた。
佐竹美奈子
彼のあの優しくも力強い眼光に晒されると、自分が身に纏っている衣服など何の遮りにもならず
佐竹美奈子
その下に潜む想いまで丸裸にされている様な錯覚に囚われ途端に ひどく無防備に思えてくる。
佐竹美奈子
父も弟もそうだったせいか私の理想の男性像はたくましく健康的でなくては、そう思い
佐竹美奈子
何かと手作りの料理を振舞って来たけれど、やり過ぎちゃったかな?
佐竹美奈子
彼の肩から二の腕にかけて走る 隆々とした筋肉に見惚れるが余りそんな思いに心を漂わせた
佐竹美奈子
いつも必ず誰かが居て騒がしい事務所も今は二人きり、こんな事するのは非常識だとは分かっていた
佐竹美奈子
ふいにプロデューサーさんが こちらに手を伸ばし
佐竹美奈子
気がつくと私はそのがっしりした腕の中に抱きすくめられていた。
佐竹美奈子
「そんなにピッタリくっつかれたら恥ずかしいじゃ無いですか」
佐竹美奈子
彼の荒い息づかいを耳元に感じながら、心ばかりの抗議の声を上げるも身体に力が入らない
佐竹美奈子
彼はいつもの性急さで私の ショートパンツを止めている ベルトに手を伸ばしてくる。
佐竹美奈子
いけない。またいつものように プロデューサーさんに主導権を握られてしまう。
佐竹美奈子
私は必死で抵抗するが、もう手遅れだった。
佐竹美奈子
彼は打ち付けるようにしてがぶり寄ると、私をガムテープ製の土俵の外に優しく押し出したのだった

(台詞数: 16)