箱崎星梨花
中華街にやってきました。星梨花ちゃんはここでシェフから特製の秘伝のタレをもらいます。
箱崎星梨花
ここの中華屋さんは星梨花ちゃんのお父さんも行きつけの地元で有名なお店です。
箱崎星梨花
星梨花ちゃんも何度も食べに来た事があります。
佐竹美奈子
「あ!星梨花ちゃんいらっしゃい!!」お店の看板娘さんです!18歳の料理人見習い、腕は確か!
佐竹美奈子
町のお祭りでも屋台を出したりしている、とても料理が凄いお姉さんです!
箱崎星梨花
でも、星梨花ちゃんはあまり彼女の料理を食べた事がありません。どれだけ美味しいのか
箱崎星梨花
味わってみたいのですが、パパに「まだ早い」と必死に押さえつけられているのです。辛いのかな?
佐竹美奈子
そんな星梨花ちゃんも、今日は一人でお買い物。「パパ達はいないの?」お姉さんは質問します。
箱崎星梨花
「今日はひとりでお使いなんです!」星梨花ちゃんはちゃんとお話します。えらい!!
佐竹美奈子
「へー」と、お姉さんはとても関心をして…
佐竹美奈子
「…」
佐竹美奈子
「…」
佐竹美奈子
「!」あ、この人よからぬ事を考えてるぞ。中華料理屋名物、お姉さんのわるだくみです。
佐竹美奈子
彼女は地元の人達に健康的になって欲しいと、毎回自作の健康料理を作っては無料で振る舞いますが
佐竹美奈子
その途方もない量に、商店街の人々は毎回誰かが餌食になっているのです。因みに彼女は
佐竹美奈子
「これぐらい、みんな普通じゃないんですか?」と明るい笑顔で返してきます。本人もそれを
佐竹美奈子
ペロリとたいらげるのですから、「いけるんじゃないか?」と希望を持たせる分タチが悪い
佐竹美奈子
「ふふふ、ちょっと待っててねー」ヤバイ、このままだと星梨花ちゃんが中華フルコースの餌食に!
箱崎星梨花
そうして、星梨花ちゃんはおとなしく待ちます。…すると
箱崎星梨花
中華屋さんのシェフ、オジさんが出てきました!オジさんは何か危機感を察したのか、
箱崎星梨花
星梨花ちゃんにおつかいの目的のタレをそそくさと手渡します。
箱崎星梨花
「お姉さんの料理はいいんですか?」大丈夫、そこはオジさんが何とかします。
箱崎星梨花
よーし、これでジュニオールのお肉と秘伝のタレが揃いました。これで後は帰るだけね!!
箱崎星梨花
星梨花ちゃんのお父さんも影からほっと一安心。後はちゃんとおウチに帰れるかな～?
佐竹美奈子
「…そんな、時間がなかったなんて」星梨花ちゃんが帰ったと知り、両手に料理を持ってるお姉さん
佐竹美奈子
この回転テーブルにたくさん乗せられた料理。一体どうしましょう。
永吉昴
「あー疲れたぁ、みんなー今日はここで飯にしようよー」あ!河川敷の方角から野球チームの子達!
永吉昴
中華料理屋に入っていきます。「おー!燻製のいい香り」
佐竹美奈子
「いらっしゃいませー!!ちょうど新作メニューを作ったんですけれど、いかかですかー!!」
永吉昴
お姉さんのマシンガントークが冴え渡り、野球チームの子達も、それでいいやと二言目に頷きました
永吉昴
でも、それが失敗だって知ったのは、ずーっと後の話です。
(台詞数: 31)