所恵美
キャハハ、そうそうそれでその時エレナが「こんな所にフェニックスダヨー」なんて言って…
二階堂千鶴
随分と話が弾んでらっしゃるのね、わたくしも混ぜていただけませんこと?
所恵美
あ、あんたは。何しに来たのよ、あんたの縄張りは西校舎でしょう?
二階堂千鶴
ちょっと、気になる噂を耳にしたもので。あなた方のトップが戻ってきたというのは本当ですの?
所恵美
さあ?どうだろね、本当だとしてもそれがアンタに何の関係があるってのさ。
二階堂千鶴
いい度胸、と褒めて差し上げたいところですが…実力が伴わない去勢は、ただの蛮勇ですわよ?
所恵美
くっ…!
永吉昴
うるせぇな、何の騒ぎだよ…テメェは紅の!
二階堂千鶴
お久しぶりですわね暴れ馬さん。いや、暴れ牛でしたっけ?
永吉昴
…いつ出てきやがったんだ。
二階堂千鶴
昨日ですわ。学校に来てびっくりしましたわよ、まさかあの虎も戻って来たとはね。
永吉昴
けっ、虎退治で忙しいってのにテメェまで戻ってきやがったか。賑やかになって何よりだぜ。
二階堂千鶴
見栄はりは相変わらずですわね、お馬さん。いや、鹿でしたっけ?
所恵美
…ぷっ!馬と鹿か、こりゃいいや、アンタにぴったりじゃない。改名したらどう?
永吉昴
テメェ…ぶっ殺す!
二階堂千鶴
おっと。頭に血がのぼり過ぎですわよ、昇りゴイさん?
永吉昴
暴れ龍だ!ちょこまかしやがって、そこ動くな!
二階堂千鶴
…遅いっ!
永吉昴
ぐっ!?
所恵美
ありゃま、瞬殺。さすが、漆黒のマリアとタメ張ったってのはダテじゃないね。
二階堂千鶴
これでよし、と。さてお次は…
所恵美
たたたタンマ、アタシはアンタとやり合うような気は無いって!
二階堂千鶴
あらそうですの、つまらない。これじゃ運動不足ですわ、ダイエットしなくちゃいけませんわね。
永吉昴
く、クソ。化け物ババアめ…
二階堂千鶴
…何ですって。
所恵美
ひっ!?
二階堂千鶴
今、なんておっしゃいましたの。
永吉昴
なんだよ、老けてんの気にしてたのか?ババアにババアって言って何が悪いんだよ。
二階堂千鶴
…その勇気に免じて今日は見逃して差し上げます。ですが、次会った時は容赦しませんわよ?
永吉昴
ま、待ちやがれ。勝負はまだ…くそっ、身体が動かねえ。
二階堂千鶴
そんななまくらで虎退治とは恐れ入りましたわ、せいぜい腕を磨きなさい。それでは。
所恵美
ど、どうも…ニャハハ、残念だったねウマシカさん、貫禄負けってヤツ?
永吉昴
けっ。ぶっ殺される前にさっさと消えろ、この腰巾着が。
所恵美
お~怖い怖い。言われなくてもそうするよ、お大事に~…ってあれ?何だろ、スカートの中が。
永吉昴
なんだよ、さっさと行けよ…ん?変だな。なんか、下半身がヘンな感じに…
所恵美
なっ!?何よこれ。アタシこんなダサいモン付けた覚えないよ、いつの間に!?
永吉昴
な、なんだこりゃ。オレ、毛糸のパンツなんて穿かないぞ!?…ん、なんだこの紙。
二階堂千鶴
「2人とも高校生にしては派手すぎですわ、もっと清楚な下着を身に付けなさい。」
二階堂千鶴
「いつもあの座り方のくせにとんでもない。外で男子がどう言ってるかご存じないんですの?」
所恵美
…厄介な事になりそうだね。職業研修受けいったまま就職して卒業してくれると思ってたのに。
永吉昴
ああ。一番めんどくさいオバサンが戻ってきやがった…
二階堂千鶴
こらそこ!スカート短すぎですわ、風が強いと危ないですわよ。そっちもボタン全部留めなさい!
(台詞数: 42)