所恵美
おっはよー!今日も良い天気だね~!
百瀬莉緒
……ふんっ。
百瀬莉緒
P『…ふん。』
所恵美
…って、ちょっと雰囲気悪くない?2人ともどうしたの?
百瀬莉緒
あ、恵美ちゃんおはよ。まぁ、ちょっとね……
百瀬莉緒
『おはよう恵美。ちょっと、な…』
所恵美
いやいや、ちょっとで済ましちゃいけないでしょ。どう見ても喧嘩オーラ出してるし。
所恵美
とりあえずはさ、何があったのか話してくれてもいいんじゃない?
百瀬莉緒
まぁそうね…。じゃあ私から話すわ。
百瀬莉緒
この間のオフにね、プロデューサーくんとお買い物に付き合ってもらう約束をしてたのよ。
所恵美
お、デートか!莉緒もやるね~!
百瀬莉緒
そ、そそ、そんなんじゃないってば!!もうっ…
百瀬莉緒
で、それが当日になってプロデューサーくんが急にお仕事が入ってキャンセルになったのよ!
百瀬莉緒
すっごく楽しみにしてたってのに!!もう、プロデューサーくんのおバカ!!
百瀬莉緒
『だからそれは悪かったって言ってるだろ!俺だってキャンセルしたくなかったのに!』
所恵美
莉緒には悪いけど、それはしょうがないんじゃない?プロデューサーにも色々あるんだし…
百瀬莉緒
2ヶ月前に約束してずっとずっと楽しみにしてたのよ!前日はワクワクで眠れなかったのに!
所恵美
約束したのだいぶ前だね!!?その間絶対行ける日あったでしょ!!
百瀬莉緒
新作のセクシーな服が出るのがその時期だったの!プロデューサーくんに見て貰いたかったのに…!
所恵美
あーそういうこと……。まぁでも、やっぱりしょうがないんじゃないかな…。
所恵美
で、プロデューサーの言い分は?
所恵美
『オフの件については本当に悪かったと思ってるよ、ただ……』
所恵美
ただ?他に何かあったの?
所恵美
『そのオフの日の翌日に、事務所で仕事の休憩に饅頭を食べようと思って戸棚を開けたんだ』
所恵美
『食べようとしていた饅頭は有名店の饅頭でな、食べるのをすっごく楽しみにしてたんだ』
所恵美
『しかし…戸棚に饅頭はなかった…そしてすぐそばで饅頭を食べる莉緒の姿が…!!』
百瀬莉緒
だから私が悪かったって言ってるでしょ!!そんなに楽しみにしてたなんて知らなかったもの!!
百瀬莉緒
『ちゃんと名前まで書いてたんだぞ!!俺がどれだけ食べるのを楽しみにしてたか…!!』
百瀬莉緒
それも含めて謝ってるでしょ!!饅頭の件は私が全面的に悪いけど、オフのことは別よっ!!
百瀬莉緒
『だーから、オフのことは俺が全面的に悪かったって言ってるだろ!!でも饅頭はな…!!』
所恵美
あー……こりゃあタイミングが悪いところで重なっちゃったのか……うーん………
所恵美
あー……こりゃあタイミングが悪いところで重なっちゃったのか……うーん………ん??
所恵美
ね、今日の莉緒の仕事さ、プロデューサー付添いでお昼までだよね?ホワイトボードに書いてあるし
百瀬莉緒
そうね、でもこんな気分じゃ一緒にお仕事なんて…
所恵美
お仕事終わったらプロデューサーが莉緒の買い物付き合って、その後莉緒が饅頭買えばいんじゃん?
百瀬莉緒
あ。
百瀬莉緒
あ。『あ。』
百瀬莉緒
そうね!今日のお昼からはフリーだし!そこでお買い物に付き合って貰えばいいんじゃない!!
百瀬莉緒
『そうだな!その帰りにでも饅頭を買って貰えればいいんじゃないか!!』
百瀬莉緒
よーし!!そうと来たら今日のお仕事、気合入れなきゃね!ね、プロデューサーくん!
百瀬莉緒
『ああ!お互いに埋め合わせし合おうな!!今日は頑張ろうな!!』
百瀬莉緒
それじゃあ出発しましょうか!!恵美ちゃん、アドバイスありがとね!!
百瀬莉緒
『助かったよ恵美!後でお饅頭分けてあげるからな!!よーし行くぞ!!(バタン)』
所恵美
いってらっしゃ~い!
所恵美
…………………………。
所恵美
バカだ、あいつらバカだ……。ちょっと考えればわかるでしょ…。
(台詞数: 46)