咆哮!!キセキのコールコールコール!!
BGM
俠気乱舞
脚本家
CRバルスP@禁酒中
投稿日時
2016-12-21 21:32:49

脚本家コメント
キセキのコール。ULAに現れた謎の3人組、そして彼女達が放つ謎コール。
しかしそれが若者を中心に大流行。その年の流行語はもちろん、社会現象にまで発展しましたとさ。

『みんな!闘争なんかやめよう!終わり!閉廷!みんな解散!』

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松田亜利沙
始まりは…そう。とあるライブの公演中でした。
松田亜利沙
「ムフフ♪今日のライブは思いっきりぶち上げていきますよー!」
松田亜利沙
「きゃぁぁぁぁぁ!!いきなり神曲きたぁぁぁ!!!(サイリウムぼきぼきぼきぼき)」
矢吹可奈
「ハロー!スタンバイ!レディー!ゴー!ナカナカ!ヤリオルナ!」
松田亜利沙
「ッ!?」
松田亜利沙
突如耳に飛び込んできた大量の謎コール。周囲のドルオタは耳を疑いました。
松田亜利沙
「ああ…ついに、この現場にもやってきた…。」
松田亜利沙
「"キセキ"が…きた…!」
松田亜利沙
キセキのコール。ライブ会場に突如現れた、紛う事なき謎コール。
松田亜利沙
しかし、「その意味不明な感じたまらない」という一部のアイドルファンの間で大流行。
松田亜利沙
様々な現場で耳にする事になり、それが他のアイドルファンの反感をかっていました。
松田亜利沙
「そんなふざけたコールを打って!せっかくのライブが台無しですよ!」
矢吹可奈
「何を言うんですか!これが最高に盛り上がるんですよ!?」
松田亜利沙
「ライブは一体感が大事なんです!調和を乱すコールなんて害悪以外の何でもありません!」
矢吹可奈
「コールは生き物です!時代と共に変化する!それについていけない方が悪いんです!」
松田亜利沙
「何ですと!?…だったら…そっちがその気なら…戦争です!!」
松田亜利沙
こうしてキセキ賛成派とキセキ反対派は、真っ向から対立。血で血を洗う闘争が始まりました。
松田亜利沙
これがかの有名な「第55次ドルオタ大戦」のきっかけです。
矢吹可奈
『キセキ万歳!』『キセキのコールに栄光あれ!』『老害共をぶっつぶせー!』
松田亜利沙
『うわっ!あいつらサイリウムを割りやがった!』『テロだ!異臭テロだ!』
松田亜利沙
「もう!少数相手に何を手こずっているんですか!数で押し込むんですよ!」
矢吹可奈
「む〜。やっぱり数が違いすぎる…味方がどんどん倒されちゃうよ〜…。」
矢吹可奈
「…だけど負けないもん!だって、キセキは起こすものだから!必殺、矢吹乱舞!!」
松田亜利沙
「何ですかあの子!?ライトでファンたちをなぎ倒しています!なんてライト捌き!」
矢吹可奈
「同じなんですよ!オタ芸を打つのも、ドルオタを討つのも!」
松田亜利沙
「だったらありさだって負けません!奥義、PPPH!!」
松田亜利沙
激闘は続きました。次第に1人、また1人と倒れていくアイドルファンたち。
松田亜利沙
そして…………。
松田亜利沙
「もう…だめ…立てません…。」
矢吹可奈
「わ、私も〜…限界だ〜…。」
天海春香
「〜〜〜〜♪〜〜〜♪」
松田亜利沙
「これは…歌…春香ちゃんの歌です…。」
矢吹可奈
「そういえば私、天海春香ちゃんのファンで…ライブに来たんでした…。」
松田亜利沙
「ありさも…それがどうしてこんなことに…?」
松田亜利沙
それから、ファンたちは語り合いました。自分たちがどれほどのアイドル好きかを。
松田亜利沙
私たちは仲間でした。アイドルを愛する、志を同じくした、アイドルファンでした。
松田亜利沙
そして、気づけば私たちの間に壁は無くなっていました。
松田亜利沙
「アイドルを愛する気持ちがあれば、コールなんて関係ないんです。」
矢吹可奈
「はい。ドルオタ同士、これからは仲良くしていきましょう。」
松田亜利沙
「あと、あなた…その…。」
松田亜利沙
「…ナカナカ!ヤリオルナ!」
矢吹可奈
「ッ!!…そちらこそ!」
松田亜利沙
こうして、長きに渡る大戦は、和平による終焉を迎えましたとさ。めでたしめでたし。
天海春香
……………。
天海春香
「あの人たち、私のライブで何をやっているの?」

(台詞数: 45)