所恵美
「30分くらい経っただろうか…」
所恵美
「お客が私しかいない『ジョージさんのお店』の中で待っていると…」
所恵美
「慌てた様子の彼が入店してきた。」
所恵美
P)……ほっ、よかった。 恵美)は…はぁい♪(苦笑)
所恵美
「喫茶店に入ってきた彼は…少し怖い顔でいたのだけど…」
所恵美
「私の顔を見るなり、ホッと安堵したかのようにいつもの顔を私に向けてくれた。」
高木社長
P)「ジョージ」この子が入ってから他の客は?
高木社長
ジョージ)安心してください、彼女だけの空間にしていましたカラ。
高木社長
P)今の時間から閉店じゃあ、商売出来ないだろ?
高木社長
P)イイんですヨ。不定期休みの店ですから。
所恵美
あの〜。お二人はお知り合いで?「二人が私をそっちのけに会話を進めるので思わず尋ねてみた…」
所恵美
P)私の行きつけの店でね…仕事中に偶然見つけたのがキッカケかな?
所恵美
ふうん…
高木社長
ジョージ)タイヘンなお仕事ですヨネ〜。
高木社長
P)いや、私の都合に付き合わせてくれる「ジョージ」が凄いよw
所恵美
えーと、愚問かもしれませんけど…ジョージさんって外国人ですか?
高木社長
ジョージ)そうですよ、ブリテンですね。おじいさんが日本人ですからquarterですね。
所恵美
…ブリテン…1/4は日本人ですか。
所恵美
P)ジョージの若い頃はもっと格好よくてな、「緑のベレー帽」の…
高木社長
ジョージ)はい、オレンジジュースです。
高木社長
P)あれ?水割りは?
高木社長
ジョージ)お仕事が終わってカラにシテ下さいネ?お嬢さんを迎えにキタのでしょう?
所恵美
ジョージ)すみませんね、今の話は忘れて下さいネ? 恵美)あっ、はい。
高木社長
P)…ところで、何人連れだった?
高木社長
ジョージ)気にナッタのは二人連れですネ…あまり雰囲気が良くありませんでしたヨ。
高木社長
P)…やはりか。ジョージ、助かったよ。
高木社長
ジョージ)お帰りですか? P)タクシー呼んで貰える?
高木社長
ジョージ)小型で宜しいですネ? P)お気遣いどうもw
所恵美
恵美)プロデューサー、今日の仕事ってキャンセルして良かったの? P)ん?
所恵美
P)ああ、あの会社から仕事を貰うことは無いさ… 恵美)なんで?
所恵美
P)…知る必要はないが、ニュースや新聞をこまめに読んでいれば判るよ。 恵美)それって…
所恵美
P)ところで…恵美。
所恵美
はい?「あっ…///」
所恵美
P)君はスタジオの何処の「お手洗い」に居たんだ?
所恵美
P)受付の子は女子トイレに逃げ込んだというが…
所恵美
あはは〜、あたし「男子のお手洗い」に居たんだぁ…///
所恵美
P)なんでだ…連中が来る前だろ?
所恵美
えっとね…あそこのお手洗い窓無いでしょう?電気が点かなくて暗かったから…。
所恵美
P)スイッチ押してから少し待ったか?
所恵美
えっ?
所恵美
P)あのスタジオ結構古いから設備が新旧入り混じりなんだ…直ぐ点かないのもあるぞ?
所恵美
「」…。
所恵美
P)まぁ…無事で良かった、やっぱり恵美は何か「持っている」ようだな。
高木社長
ジョージ)タクシーが来ましたよ。お待たせしました。
高木社長
P)ジョージ、悪いな…。
高木社長
ジョージ)いいえ…お店を移転しようと考えていましたからネ。丁度良かったですよ。
所恵美
「と、二人は笑いながら話していたけれど…」
所恵美
「こんなにイイお店が移転なんて、普通ありえない…と思えた。」
所恵美
なっ…何があったの…一体…。
(台詞数: 49)