所恵美
「私は喫茶店の中に通されると…
所恵美
「店内の一番手前のテーブル席に着いた。」
高木社長
ジョージ)何かお飲みになります?
所恵美
えっと…「聞かれた私はテーブルに立てられてある『お品書き』をさっと見て…」
所恵美
えっと…アメリカンコーヒーを…お願いします。
高木社長
ジョージ)畏まりました。
所恵美
えっ…
所恵美
ちょっと待って…本当に「お品書き」って書いてる?!
高木社長
ジョージ)ははは、少し練習させていただきました。毛筆はムズカシイですよネ〜。
所恵美
はは…そっそうですね…。
所恵美
「…お店の中は外観と負けず劣らずの渋い雰囲気で…」
所恵美
「照明も洋画のドラマに出てくるようなクラシックなランプ風…」
所恵美
「私が、もの珍しくお店の中を見回していると…」
所恵美
「珈琲の芳ばしい優しい香りが漂ってくる…」
所恵美
事務所にあるインスタントと違って…少し「炭っぽい?」香りかな?
所恵美
ガラスのサイフォンが見えないから…
所恵美
ネルドリップ…って言ったっけ?
所恵美
「頭の片隅にあった少しの珈琲知識を捻っていると…」
高木社長
ジョージ)はい、お待たせ致しました。
所恵美
「と、ジョージさんが私の前に珈琲を差し出してくれる…」どうも…
高木社長
ジョージ)お砂糖とミルクはそちらからどうぞ。
所恵美
ありがとう…
所恵美
…ぐっ……にが…。
所恵美
「ブラックコーヒーを飲んだことがなかったから、実践的な訓練と思ったけど…」
所恵美
やっぱり、ダメだなぁ…。
高木社長
ジョージ)ははっ…ご無理なさらずに……
高木社長
ジョージ)スミマセン…私、少々外しますので留守をお願いします。
所恵美
えっ…ああ、ハイ。どうぞ。
高木社長
ジョージ)Closeにしておきますのでお気になさらずにゆっくりしてて下さいネ…。
所恵美
「そう言うと店主さんは店外へと箒を手に出て行った。」
所恵美
……やっぱり、
所恵美
……ミルクを入れてブラックに慣れようかなぁ〜。
(台詞数: 32)