所恵美
「お手洗いの中で『スタジオ内の騒動』が治まったのを確認すると…」
所恵美
「私は周囲に気を配りながら、スタジオの外に出た…」
所恵美
受付のお姉さん…居なかったけど大丈夫かな…。
所恵美
「お手洗いの外から聞こえて来たあの声は恐らく『受付のお姉さん』だと思う…」
所恵美
だっ…大丈夫よ、きっと…
所恵美
いっ、今はまず私の身の安全を…
所恵美
…プロデューサーの言ったお店は……
所恵美
あそこかな?「見ると通りの向い側にクラシックな雰囲気の喫茶店があって…」
所恵美
「店主さんらしい初老の紳士が店の外を箒で掃き掃除をしているところだった…」
所恵美
…ぐっ、車多いなぁ……信号通って行こう…「余りにも往来の激しい通りだったので…」
所恵美
「少し大回りをするようにして、向い側に渡る…」
所恵美
「その喫茶店は遠目に見るよりもクラシックな雰囲気の漂うもので…」
所恵美
「私は、その存在感に思わずたじろいでしまい…店全体を伺えるその位置で足を止めた。」
所恵美
「私が再びその喫茶店に歩みを進めようとすると店主らしき初老の紳士が…」
所恵美
「その店内からエプロン姿に箒を片手に出てくる…」恵美)あの人かな…
所恵美
あの…「私が恐る恐るその初老の紳士に話しを掛けると、思い掛けない返事が返ってくる。」
高木社長
?)ああ…所サンですネ?お待ちしていました、どうぞこちらへ。
所恵美
えっ…わっ私は…あの…。
高木社長
?)765プロダクションさんの方ですネ?お伺いしております。
所恵美
ど…どうも……
高木社長
?)どうされました?
所恵美
い…いえ、素敵なお髭だなぁ…と。
高木社長
?)ああ…この“moustache”ですか?珍しいモノでもないのですがねェ…
高木社長
?)…かと言って、ヒゲdanceはしませんよ?
所恵美
へ?
高木社長
?)いやいや、ここで立ち話もなんです…どうぞ中へ。
所恵美
あの…
高木社長
?)はい?
所恵美
お名前を…お聞きしてもいいですか?
高木社長
?)ああ…スミマセン「ジョージ」と申します。
所恵美
ジョージ…さん。
所恵美
私が「所」だから…
高木社長
ジョージ)「取得出来まセンでした」に成りますから、余り口ずさまないように…
高木社長
ジョージ)「ジョージ」はCodenameですヨ…スミマセンね。
所恵美
は…はい。
所恵美
なんで…「不思議な力」が働くかなぁ…。
所恵美
ちょっと、台無しじゃない?
高木社長
ジョージ)なんのお話なのでショウか?
(台詞数: 38)