高木社長
P)「ある日、私は恵美さんの親父さんに呼び出された。」
高木社長
P)「電話口で理由を尋ねただが…直接話したいとのことらしいので___
高木社長
P)__ごめん下さい。
黒井社長
恵美父)すまないね、都合を付けて貰って…
高木社長
P)いえいえ、結構なんとかなるのでw
黒井社長
父)ここじゃ何だから、こちらへ。 P)お邪魔します。
黒井社長
恵美父)__娘は…恵美はどうですか?
高木社長
P)頑張っておられますよ。少しずつですが姿勢も良くなっているようですし…
黒井社長
父)そうでしたか。最近レッスンから家に帰るなり、夕食〜風呂〜寝る…のサイクルでしたから。
高木社長
P)まぁ、個人差はありますが…体力が付くまでは…部活動のようなものですね。
黒井社長
恵美父)そうですか…
高木社長
P)……如何なされましたか?
黒井社長
恵美父)いや…私、ちょっと仕事で家を空けるので貴方に頼みたいことが…。
高木社長
P)お仕事というと?
黒井社長
恵美父)実は、3月から国連のPKO活動でA国へ行くことになりましてね…。
高木社長
P)…A国というと、紛争状態では…。
黒井社長
恵美父)ええ…選挙活動での警備監視要員としての派遣でして…。
高木社長
P)なっ……なんでまた貴方がそんなリスキーな派遣に…。
黒井社長
父)立場上…避けることの出来ない組織のポジションに居てね。貴方ならお判りになるでしょう?
高木社長
P)じゃあ…娘さんを貰ってくれないかと言われたのは…。
黒井社長
恵美父)昨年の暮れに決まってね…娘との会話が乱れたのもその為さ…その節は迷惑を掛けたね…
高木社長
P)いいえ…どの位の期間を?
黒井社長
恵美父)選挙活動の警備はそれほど長くはないが別件も含めて、およそ1年間…若しくはそれ以上…
高木社長
P)…それで私が出来ることは?
黒井社長
恵美父)私が帰ってくるまでに…娘に歌を唄わせてやってくれないか。
黒井社長
恵美父)娘は歌が好きでね…私が休みの日は大抵カラオケに付き合わされたものだよ。
高木社長
P)…因みに、どのような歌を?
黒井社長
恵美父)…色々歌うが、アップテンポの楽しいものと…深い感情を表現するような歌だね。
黒井社長
恵美父)…華やかな楽しい曲は笑顔いっぱいに唄い…
黒井社長
恵美父)感情を込めるような曲は、しっとり大人びた声で唄うんです…時々、ドキッとしますよ。
高木社長
P)なるほど…分かりました。可能な範囲で善処致します。
黒井社長
恵美父)無理な願いかもしれないがね…私に大きな希望を持たせて欲しいんだ。
高木社長
P)娘さんとお父上の頑張りを無駄にさせない為に私、頑張らせていただきます。
黒井社長
恵美父)…宜しく頼むよ。
高木社長
P)はい、しかと…。
所恵美
〜学校にて〜
所恵美
……んっ…。
所恵美
…なんだろ……
所恵美
………。
所恵美
……。
所恵美
…。
所恵美
…嫌な…
所恵美
…嫌な予感って、ヤツかな…。
所恵美
友達)恵美ぃ〜♪
所恵美
あっ、ごめ〜ん♪
所恵美
今行く〜♪
(台詞数: 46)