所恵美
海鞘医者)…ふむ、ちょっと腫れてるね…直ぐに冷やしたんだよね?
所恵美
はい…濡らしたタオルと氷嚢とで…。
所恵美
海鞘医者)…初期処置がよかったから、問題無いね。カリカリ…
所恵美
海鞘医者)痕が残ることは無いと思うけど…軟膏出しておく?それとアレルギーはあったかな?
所恵美
いえ…特には…。
所恵美
「……そんなこんなで病院の診察は終わった。」
所恵美
…病院の対応って、あんなでしたっけ?
高木社長
P)対応が少々雑だったかな?…あの病院は特別だよ、言う人は「ヤブ」だと言うけどね。
所恵美
えっ…
高木社長
P)大丈夫、変な知識を自前で持って来るクランケが言うコメントさ。
高木社長
P)実際、ちゃんと診てくれただろ?
所恵美
はい…初期処置がよかったからって。
高木社長
P)患者が誤った自己処置をしなければ、きちんと診てくれるのさ。
所恵美
そんなものなんですか?
高木社長
P)実際、三割負担の割には診察料はそんなに掛からなかったろ?
所恵美
まっ、まぁ…。
高木社長
P)それに、自分の手に応えない診察は直ぐに大きい病院の紹介状を出してくれるし…
所恵美
そうなんだ。
高木社長
P)そういう繋がりは互いの深い信頼がないと出来ないからね。
所恵美
……///
所恵美
「__私は、歩いて5分もかからないこの病院に来た道をまた事務所へと彼と歩き出す。」
高木社長
P)まだ、痛むか?
所恵美
ううん…気にし過ぎだったかも。
高木社長
P)…やせ我慢はするな?ちょっとした火の粉でもいつまでも痛いんだからな?
所恵美
大丈夫よっ♪
所恵美
…色々ありがとう、なんかお世話になってばかりね…(ボソ…)
高木社長
P)ん?
所恵美
ううん…あの…
所恵美
ううん…あの…あのさあ…
所恵美
……私がコーヒーで起こそうとした時さぁ…
所恵美
「帰って来てくれたんだ…」って…口ずさんでたけど…それ、私が別れた彼女さんのこと?
高木社長
P)聞こえていたのか…
所恵美
ねぇ私その彼女さんに似てたの? P)…拒否権は無し前提の聞き方だな?
所恵美
うん…少し気になるかな…
所恵美
P)君と似てたのは、髪の長さと色あいと…かな?「と…彼はなんの違和感もなく私の髪を梳く…」
高木社長
P)…ある日の朝……
高木社長
P)起きると…リビングにマグカップに淹れられた熱々の珈琲と半ば冷めた珈琲の淹れられた…
高木社長
P)二つのマグカップがいつもの配置にあったんだ…
所恵美
じゃあ…その時に彼女さん…
高木社長
P)慌てて捜したんだけどな、もう何処にも居なかった…
高木社長
P)そして、項垂れながらとぼとぼと部屋に戻って…リビングに遺された珈琲を口にした時…
高木社長
P)それが、とても不味かったんだよな…
所恵美
そうだったんだ…
高木社長
P)それ以来…熱くないコーヒーは苦手になったんだ。
所恵美
じゃあさっ…これから事務所に帰って、遅めのお昼にしよう♪
所恵美
熱々に沸かしたお湯で淹れたコーヒーを私と一緒に飲むの/// P)慰めてくれるとか?
所恵美
ちがうのっ!病院に行って、安心したら…お腹空いちゃったから///
高木社長
P)ハイハイ…帰りましょうか、ハラヘリお姫様?
所恵美
ちょっとぉ〜何よそれ〜!慰めてやんないからねぇ〜♪
(台詞数: 49)