高山紗代子
…どうしたの恵美、おみくじの恋愛運バッチリ?
所恵美
へっ…///あぁっ?///
高山紗代子
なになに?なんなのw?
所恵美
ななな、なんでもないけど…///
高山紗代子
怪しいわね〜…おみくじを引いた程度で恵美が取り乱すなんて…w
所恵美
いいい…いつ私が取り乱したのよ…w
高山紗代子
今♪
所恵美
「」……。
高山紗代子
おみくじを開いた瞬間から♪
所恵美
えっ……あはははははw
所恵美
「この子は、紗代子。」
所恵美
「中学校が同じでその時は学校イチの優等生でクラス委員長だった子で…」
所恵美
「煙たいくらいにみんなの世話をしてくれて…その時は私も世話になったんだよね〜。」
所恵美
「中学校卒業までの3年間…」
所恵美
「勉強を教えて貰ったり、私が体育を教えたり、休み時間にみんなと囲ってダベったり…」
所恵美
「こんな優等生が私を構ってくれるんだ…という貴重な経験をさせて貰った。」
所恵美
「そんな縁もあってか、進学校に進んだ彼女とも地元や街で会う度に互いの近況を話したりする。」
所恵美
「今日は両親と来た、初詣で偶然顔をあわせたのだった。」
高山紗代子
ふぅん〜…身近にそう言う人居るんだぁ…。
所恵美
あの…あの…あのね紗代子……。
高山紗代子
いいなぁ〜、私のトコの高校共学だけど…女子ばっかでさぁ〜。男子なんてほんのちょっとよ?
高山紗代子
しかも、女子に気圧されちゃって隅で小さくなってるんだから…。
所恵美
「そうグチる紗代子を尻目に私はそっと懐におみくじをしまう。」
高山紗代子
ところで恵美ぃ…その晴れ着は?
所恵美
あぁ、これ?少し前に成人式用にって仕立てて貰ったの…でも時々着るようにって…
高山紗代子
それで晴れ着なんだ。
所恵美
まあね。
高山紗代子
でも、恵美は晴れ着だとタイヘンじゃない?
所恵美
着付けは美容院とかでするから大丈夫よ?
所恵美
ん?恵美は、って?
高山紗代子
じゃなくて……ここ、会う度に大きくなってるものねぇ。
所恵美
ちょっ…紗代子どこ見てんのよぉ///
高山紗代子
…やっぱり、大きくしてくれる人がいるってことよね〜/
所恵美
ちょっ、紗代子…あんた中学の頃の優等生でしょお〜///
高山紗代子
私だって変わるのよ〜♪上には上が居るから…今は「上の下」か「中の上」辺りよ…。
所恵美
えっ…そうなんだ…ゴメン。
高山紗代子
いいのよ、今の環境には慣れたから。
所恵美
「そういう紗代子の顔は、何処か寂し気に見えたのは私の気のせいだろうか…。」
高山紗代子
で?そのいい人は何処にいるの?
所恵美
だからぁ…今日は親とさぁ……
(台詞数: 40)