北沢志保
着きましたよ、ここが私の自宅です。
所恵美
へー、志保ってこういう所に住んでいるんだぁ…イイなぁ、山近いし…
北沢志保
ふふっ、でも事務所に通うのは大変なんですよ?どうぞ、入って下さい。
所恵美
うっ、うん…失礼しまっす。「…私は、気に成っていた…」
所恵美
「さっき、明らかにプロデューサーと小鳥さんがいかにもデート風の装いで…」
所恵美
「二人が車に乗り込んで居たのに、それを見つけた筈の志保が次には笑って居た事を…」
北沢志保
恵美さん、お茶如何です?
所恵美
いやぁ…お茶はいいや。何か手伝える事ある?
北沢志保
……それでは、お昼が近いので食べていきません?
所恵美
えっ?それは悪いよぉ…
北沢志保
いえ、悪く成り掛けなんです…ジャガイモに芽が出たり、賞味期限ギリギリだったり…
所恵美
あらら。それは仕方が無いなあw…じゃあさ私そのジャガイモで何か作るよ。何個ある?
北沢志保
えーと…5個はありますね。大丈夫ですか?
所恵美
OKOK!大き目か…じゃあさこれを主食にしようよ、志保はオカズとスープか何かを♪
北沢志保
わかりました。
所恵美
…トントン、カタッカタッ、カッカッカッ…「私と志保は並んでまな板で食材を刻み始めた…」
所恵美
恵美)…ねぇ。志保、聞いてもイイ? 志保)なんです…恵美さん?
所恵美
うん…さっきさあ、駅の向いにプロデューサーと小鳥さんが居たの分かってたよね…
北沢志保
志保)……はい。それが何か? 恵美)…プロデューサーを問い詰めたりしないの?
北沢志保
…以前の私ならしているかもしれませんね。
所恵美
というと…プロデューサー何か理由があって小鳥さんと?
北沢志保
昨日、母からプロデューサーさんに小鳥さんのことで電話がありました…
北沢志保
お二人で行く位ですから…信用に関わる何かなのかも…
所恵美
ふふっ…志保、彼を愛しちゃってるんだねぇ?
北沢志保
めっ恵美さん!なっ何を言って…
所恵美
ねぇ…そうなんでしょう?言わなくても解るわ、私も彼が好きだから…
北沢志保
そう…です。でも、子供な私に彼が構うのかと…
所恵美
あの目はね、完全にあんたを“女”と見ている目だよ…時が来たらキッチリ応えてあげなよ?
北沢志保
恵美さん///…わかりました
所恵美
ところでさ、なんで彼のことそんなに信用してるの?
北沢志保
以前、駅前で捜索願のビラを配っていたことがあったのですけど…
北沢志保
…その時にスカウトして戴いたのですが、声をかけてくれたのは彼だけだったんです。
所恵美
へー凄いなぁ、プロデューサーは…普通なら二言三言で終わりだろうけど…
北沢志保
そうですね…私もそうすると思いますね。
所恵美
でも、普通の大人の男が志保みたいな可愛い子に近付いたら、不審者扱いだけどね。
北沢志保
私もそういう人には気をつけるようにはしています。でも、彼は少し違っていました。
所恵美
恵美)ん?少し?つまり紙一重ってこと? 志保)うまく…表現することが出来ないのですが…
所恵美
恵美)あ…それってさ、お父さんに似てるとかじゃないの? 志保)そうなんですかね……///
所恵美
恵美)志保…… 志保)はい、なんでしょう?
所恵美
恵美)手が止まってるよ、料理はスピードが命よ? 志保)ああっ、すみません。
所恵美
「なんだぁ…それじゃ、もう私の入る隙なんて無いんじゃない。」
所恵美
「プロデューサー…志保を必ず幸せにするのよ〜。」
所恵美
ほい♪私の母直伝、北海道名産いももち完成〜♪私の母親、北海道出身なんだ♪
北沢志保
わぁ、美味しそう。私ももう少しですよ。
所恵美
うふふ…プロデューサーが志保をどう料理するのかも、見ものねぇ♪
北沢志保
ガチャン!!…恵美さん!目が助平オヤジですよ///!!
所恵美
あははは、ゴメンごめんw
所恵美
「そのあとの昼食でとても会話が弾んだのは、言うまでもない…」
(台詞数: 48)