北沢志保
全く、あのプロデューサーは……海美さんまで呼び出して…
高坂海美
まあまあ、志保りん♪プロデューサーからの配慮なんだからさ…私にも手伝わせて♪
所恵美
何だか楽しそうね海美…というか、私は呼ばれて当然なの?!
北沢志保
「私が一週間お世話になったプロデューサーに挨拶し、仕事に急ぐ彼と一緒にマンションを出ると」
北沢志保
「申し合わせて居たかの様に入口の歩道に二人が佇んでいた。一人は彼に大きく手をふり…」
北沢志保
「一人は、腕組をしてニコニコした様子で此方を観ていた。」
北沢志保
「二人によれば…私の引越しを手伝う様に彼から頼まれたらしく…」
北沢志保
「普段見ることの無いジャージ姿で二人は私を迎えてくれた。」
高坂海美
P)じゃあ二人共、志保を手伝ってな。 海美)任せて下さいプロデューサー♪
所恵美
プロデューサー…この貸しは高いカラねぇ?カラオケだけじゃあ済まないよぉ?
所恵美
P)はは…私の台所事情も配慮してくれな… 恵美)男らしく無いなぁ冗談に決まってるじゃない…
北沢志保
志保)プロデューサー、お二方。今日はお世話になります。P)うん。荷物は多く無いだろうから…
北沢志保
P)車には気を付けるんだぞ? 志保)はい。プロデューサーも気を付けて。
北沢志保
P)うん…では。 「…私は駅へと向う彼の背中を見送った。」
高坂海美
さぁて、志保りん。そのトランク私に持たせて♪
北沢志保
えっ…それじゃぁ、すみません。お願いします。
高坂海美
わぁ、結構重いね。何入っているの?
北沢志保
あぁ…台本と学校の参考書とかですよ。着替えは寝間着とかですね
所恵美
へー、志保って勉強家なんだぁ…私なんて考査なんか行き当たりバッタリだよ。いつもね♪
高坂海美
わぁ…そうなの?でも、恵美って成績はそこそこなんだよね。凄いなぁ…
所恵美
そう『そこそこ』にしか成れないんだ勉強ではさ、入ったらすぐ出て行くからね。
北沢志保
でも芸能界では、必要なスキルですよね吸収が早いと云うのは…
所恵美
まあね、その点では今の所助かっているかな?ところで志保、そっちの鞄は?
北沢志保
こっちは学校の教科書とかですよ。この仕事していると勉強は大変ですよね…
所恵美
まあね。ノートとか助けてくれる友達は居るけど、自分が纏めたものじゃ無いしね。
高坂海美
あ~それ解る。綺麗に纏められても、理解出来ないんだよねぇ…授業を受けたかったって!
北沢志保
ですよね。地道に仕事も勉強もコナスしか無いんですよね…
所恵美
そっそうだね…(やっぱり、志保の方が私らより大人だよぉ…色々痛いなぁ。)
高坂海美
ねぇねぇ、志保りん。これからどうするの?
北沢志保
私は一度自宅に戻りたいですね。着替えの替えをもう少し持って来たいですから。
所恵美
そう成ると、荷物持ち歩くのが手間だよね…重いし
高坂海美
じゃあさじゃあさ、私がこのトランクと志保りんのバックの教科書を寮に持ってくってのは?
所恵美
イイけど、教科書はどうやって持ってくの?…あ。
高坂海美
へへー、使えるかと思って折り畳みのトート持ってきたんだ♪
北沢志保
有難いのですが…重くて大変なのでは…
所恵美
あぁ、この子なら大丈夫よ。それにね、ボルダーだから意外と怪力よこの子は♪
高坂海美
メグー、余計な事を言わなくてイイからぁ…
所恵美
はいはい。じゃあ海美、任せたよ?
北沢志保
お願いしますね。
高坂海美
先に行ってるね♪
所恵美
さて、私らは駅に行こう!
北沢志保
はい。行きましょう…「駅に着くと何時もより人の流れが滞っている様子だった。」
所恵美
あれー?何でだぁ?『ポーン只今車両故障の為ダイヤが乱れています。もう暫くお待ち下さい』
北沢志保
仕方ないですね、待ちましょう…「…ぁ。」
所恵美
そうね…「志保どうしたのイキナリ怖い顔。あ…えっ?プロデューサーと小鳥さん?」
所恵美
「何で事務所のロケバスでプロデューサーと一緒なの…えっ、どう云う事。何も聞いて無いよ!」
所恵美
「私が向いの道路に居る二人を注意深く伺って居たけど気付く様子も無く、等の志保は…」
所恵美
「えっ、えぇ…今度は微笑んでるしぃ…志保ぉ怖いよぉ貴女ぁ…何?何のこの闘いわぁ…」
所恵美
「ちょっとプロデューサー、後でしっかり理由をきくからねえ!」
北沢志保
よろしくお願いしますね…お二方。
(台詞数: 50)