中谷育
きらきら。ぴかぴか。
中谷育
手の中で光るお星さま。
中谷育
きらきら。ぴかぴか。
中谷育
お庭に落ちたお星さま。
中谷育
ケガをして、お空に帰れないって泣いてるよ。
中谷育
だいじょうぶ。わたしがそばにいてあげる。
中谷育
早くなおるといいね。お星さま。
中谷育
でも、お外はとっても寒いから。
中谷育
お家に入って休みましょ。
中谷育
────
中谷育
今日も暗い暗い夜がくる。
中谷育
怖い夢だって見ちゃうけど、もう怖くないよ。
中谷育
だって、お星さまを見てるから。
中谷育
きらきら。ぴかぴか。
中谷育
とっても、とっても、きれいだね。
中谷育
今日の夢は、わたしとながれ星の夢。
中谷育
手をつないで、お空をいっぱい走ったよ。
中谷育
こんばんは。よろしくね。
中谷育
他のお星さまにも、ごあいさつ。
中谷育
目がさめると、お空で太陽さんが遊んでる。
中谷育
……お星さま。
中谷育
わたし、怖い夢見なかったよ。
中谷育
えへへ、お星さまのおかげだね。
中谷育
今日の夜も、次の夜も、また次の夜も。
中谷育
ずっと、いっしょだよ。
中谷育
……むにゃむにゃ。
中谷育
────
中谷育
……お星さま、ケガがなおって良かったね。
中谷育
さ、さみしくなんかないよ。
中谷育
だってわたし、もうりっぱな大人だもん。
中谷育
怖い夢だって、夜だって、ひとりでいられるもん。
中谷育
だから、おわかれ。だよ。
中谷育
きらきら。ぴかぴか。光るお星さま。
中谷育
両手にのせて、お空へ向けて。
中谷育
せのびをして、もっと、もっと高く。
中谷育
さようなら、お星さま。
中谷育
……さようなら。
中谷育
────
中谷育
すぅ……。すぅ……。
中谷育
んぅ……お星さま……。
中谷育
ありがとう……。
如月千早
育、どんな夢を見てるのかしら。
天海春香
楽しい夢なんじゃないかな。
天海春香
ほら、なんか嬉しそう。
(台詞数: 44)