
所恵美
今日はアタシの誕生日だから・・・アタシの行きたい所に連れて行ってくれるって~?

所恵美
ん~・・・悩むな~!!

所恵美
...プロデューサーはたまに、理由をつけてはアタシの事を連れ出してくれる

所恵美
じゃあさ、プロデューサーが初めてアタシの事を連れて行ってくれた場所に行きたいかな~!

所恵美
「本当にあんな所でいいのか?、今日は誕生日だぞ?」

所恵美
も~、何言ってんの~、ア・タ・シが行きたいんだから良いんだって~、ほらほら!!

所恵美
...アタシはプロデューサーの背中を急かすように押す

所恵美
「わかった、わかったから!落ち着いてくれ!!な?」

所恵美
そうこなくっちゃ~!!

所恵美
...プロデューサーにとってはどこにでもある公園のただのベンチかもしんないけどさ~・・・

所恵美
...あそこはアタシにとっては特別な所

所恵美
___________________________

所恵美
...あの日、仕事先の近くにある公園の近くにアタシの事を連れて行ってくれた

所恵美
...自動販売機で買った飲み物を持って、二人で木製のベンチに腰を掛けて・・・

所恵美
「今日はどうだった?」

所恵美
すっごい楽しかったよ~、えへへ!!

所恵美
てか聞いてよプロデューサー、今日も色々大変だったんだからさ~!

所恵美
...アタシはその日一緒に過ごした仲間の事をたくさんその場にいるプロデューサーに喋ってて

所恵美
「そうか、恵美は本当に皆の事を良く見れているんだな、恵美のお陰で皆も助かってると思う」

所恵美
えへへへ~、そうかな~?なんか照れるって~!!

所恵美
「あのな・・・恵美、溜め込んでないか?」

所恵美
...プロデューサーの口から咄嗟に放たれる言葉

所恵美
プロデューサー?

所恵美
「たしかに恵美は仲間想いだ、それは本当だ!」

所恵美
「でもな・・・周りが良く見えて、いや見えすぎて、気を遣うからこそ」

所恵美
「我慢している事も多いんじゃないか?」

所恵美
「俺と二人でいる時くらいは我が儘になっても・・・甘えてきてもいいんだぞ」

所恵美
「そういうのも全部引っ括めて、俺が恵美を受け止めてやる」

所恵美
「それが俺の・・・仕事だからな」

所恵美
もー、プロデューサー、かっこよすぎるー!!

所恵美
そんなこと言われたら誰でも惚れちゃうって~・・・えへへへ!!

所恵美
ぎゅーっ!!

所恵美
「ちょ・・・恵美・・・急に抱きつくなって・・・苦しい・・・苦しい!」

所恵美
ごめんごめん!!

所恵美
でもさ、甘えていいって言ったじゃん?

所恵美
だからさ・・・もう少しこのままでいてもいいよね!?

所恵美
「ああ、いいよ」

所恵美
...あの日からここはアタシの特別な所になった

所恵美
___________________________

所恵美
「どうした恵美、考え事か?」

所恵美
ああ・・・なんでもないって~、ぼ~っとしてただけだよ~!

所恵美
...プロデューサーは屋台で買ってきてくれたタコ焼きをアタシに手渡すとベンチに腰を下ろした

所恵美
「でもどうしてここなんだ?」

所恵美
えっとね~、ここがアタシ達にとっての特別な場所だからかな~

所恵美
「なんで特別なんだ?」

所恵美
ちょっと~、そうやってとぼけちゃってさ~、意地悪なプロデューサーには罰ゲームだぞっ!!

所恵美
...アタシは熱々のたこ焼きを一つ取ると、プロデューサーの口に押し込んだ

所恵美
ねえ、熱いでしょ?

所恵美
アタシのプロデューサーへの気持ちもさ、そんくらい熱くなってるよ!!

所恵美
プロデューサーのアタシへの気持ちも・・・熱い?
(台詞数: 50)